2015年3月28日土曜日

Barbie Girl アクア (Aqua)

Lene Nystrøm(歌っている女性の方です)を見るとLana Del Rey(あるいはAriana Grande)を,そしてRené Dif(男性の方)を見るとPitbullを思い出します。仮に本当に2人がLana Del ReyとPitbullだったら,間違いなく今まで見た中でも1・2を争う変わったコラボでしょう。
ところで,この曲の主人公はあのバービー人形ということになっていて,下のミュージック・ヴィデオも実に無邪気な作りになっています(あるいはそう見せる努力はしています)が,実はよく見ると,歌詞の中にはとても「無邪気」とは言い難い箇所もいくつか存在しています。
Lene Nystrøm, the female singer somehow reminds me of Lana Del Rey (or Ariana Grande maybe) and René Dif, the male singer reminds me of Pitbull.  If they were actually Lana Del Rey and Pitbull, it would be definitely one of the weirdest collaborations I've ever seen.
Anyway, the narrator in the song is supposed to be a Barbie doll and the music video below looks pretty innocent (or at least tries to do so).  If you take a closer look, however, you'll realize some lines in the lyrics are not innocent at all.
Barbie Girl  (Aqua)
Hiya Barbie
Hi Ken!
Do you want to go for a ride?
Sure Ken.
Jump in.

I'm a Barbie girl, in a Barbie world
Life in plastic, it's fantastic.
You can brush my hair, undress me everywhere.
Imagination, life is your creation.

Come on Barbie, let's go party!

I'm a Barbie girl, in a Barbie world
Life in plastic, it's fantastic.
You can brush my hair, undress me everywhere.
Imagination, life is your creation.

I'm a blond bimbo girl, in a fantasy world,
Dress me up, make it tight, I'm your dolly.

You're my doll, rock'n'roll, feel the glamor in pink,
Kiss me here, touch me there, hanky panky.

You can touch,
you can play,
if you say "I'm always yours"

I'm a Barbie girl, in a Barbie world
Life in plastic, it's fantastic.
You can brush my hair, undress me everywhere.
Imagination, life is your creation.

Come on Barbie, let's go party! (Ah ah ah yeah)
Come on Barbie, let's go party! (Oh oh)
Come on Barbie, let's go party! (Ah ah ah yeah)
Come on Barbie, let's go party! (Oh oh)

Make me walk, make me talk, do whatever you please,
I can act like a star, I can beg on my knees.

Come jump in, bimbo friend, let us do it again,
Hit the town, fool around, let's go party

You can touch,
you can play,
If you say "I'm always yours"
You can touch,
you can play,
If you say "I'm always yours"

Come on Barbie, let's go party! (Ah ah ah yeah)
Come on Barbie, let's go party! (Oh oh)
Come on Barbie, let's go party! (Ah ah ah yeah)
Come on Barbie, let's go party! (Oh oh)

I'm a Barbie girl, in a Barbie world
Life in plastic, it's fantastic.
You can brush my hair, undress me everywhere.
Imagination, life is your creation.

I'm a Barbie girl, in a Barbie world
Life in plastic, it's fantastic.
You can brush my hair, undress me everywhere.
Imagination, life is your creation.

Come on Barbie, let's go party! (Ah ah ah yeah)
Come on Barbie, let's go party! (Oh oh)
Come on Barbie, let's go party! (Ah ah ah yeah)
Come on Barbie, let's go party! (Oh oh)

Oh, I'm having so much fun!
Well Barbie, we are just getting started.
Oh, I love you Ken.

やあ,バービー
ハイ,ケン
乗ってかないか?
いいよ,ケン
ほら乗って

アタシはバービー
バービーの世界に住んでるの
作り物(プラスティック)の人生だけど
本当にすごく楽しいよ
毎日髪をブラシして
どこでもいいから好きな所で
着ている服を脱がせてね
想像力が大切よ
どんな世界も思いのまま

さあバービー,パーティだ

アタシはバービー
バービーの世界に住んでるの
作り物(プラスティック)の人生だけど
本当にすごく楽しいよ
毎日髪をブラシして
どこでもいいから好きな所で
着ている服を脱がせてね
想像力が大切よ
どんな世界も思いのまま

ブロンドの派手な子で
お伽話の世界に住んでるの
おしゃれな服を着せてよね
体の線が出るような
人形みたいに好きにして

お前は俺の人形だ
これぞまさにロックンロール
ピンク色したかわいいヤツ
ここにキスしてあそこに触れて
一緒にイケナイことしよう

その手で直接触ったり
遊んだりしてもいいんだよ
「いつだってお前だけ」って
そんな風に言ってくれたら

アタシはバービー
バービーの世界に住んでるの
作り物(プラスティック)の人生だけど
本当にすごく楽しいよ
毎日髪をブラシして
どこでもいいから好きな所で
着ている服を脱がせてね
想像力が大切よ
どんな世界も思いのまま

さあバービー,パーティだ

歩かせてもいいし
声を出させてもいいんだよ
何でも好きなようにして
スターみたいに振る舞うことも
膝をついてお願いするのも
どっちだってできるのよ

さあ乗れよ,おばかさん
もう一回やってみようぜ
街に突然出かけていって
あっちこっちで大騒ぎして
そして一緒にパーティだ

その手で直接触ったり
遊んだりしてもいいんだよ
「いつだってお前だけ」って
そんな風に言ってくれたら
その手で直接触ったり
遊んだりしてもいいんだよ
「いつだってお前だけ」って
そんな風に言ってくれたら

さあバービー,パーティだ

アタシはバービー
バービーの世界に住んでるの
作り物(プラスティック)の人生だけど
本当にすごく楽しいよ
毎日髪をブラシして
どこでもいいから好きな所で
着ている服を脱がせてね
想像力を働かせれば
どんな世界も思いのまま

アタシはバービー
バービーの世界に住んでるの
作り物(プラスティック)の人生だけど
本当にすごく楽しいよ
毎日髪をブラシして
どこでもいいから好きな所で
着ている服を脱がせてね
想像力を働かせれば
どんな世界も思いのまま

さあバービー,パーティだ

ああ本当にすごく気持ちいい!
バービー,まだまだこれからだ
ああケン,大好きよ

(余談)

この歌詞,一見したところバカバカしいのですが,よく考えてみれば意外に深い意味があるのかもしれません。「紳士は金髪がお好き」でマリリン・モンローが演じた女性のように,このバービー,バカなフリをしているものの,実はああ見えてちゃっかり周囲の人間を操っているのかもしれません。なにしろ人形の立場で「いつだってお前だけって,そんな風に言ってくれたら」とキッチリ相手に条件をつけているではありませんか。

仮にこのバービーが「乙の恋愛対象となる相手は甲のみとする」といったような条項の入った契約書を持ってきて署名を迫ってきた時,キャッチーなこのメロディに乗せられてうっかりサインでもしてしまった日には,後々大変なことになってしまいそうです。

それはともかく,いやもうツッコミ所が満載過ぎて,一体どこからツッコめばいいのやら。ルックスはLana Del Reyでありながら,声はあのピ〇クの電話のよっちゃんというLene Nystrømがいる一方で,今度はルックス・声ともにPitbullを彷彿とさせるRené Dif,がいて,歌詞の内容がバービー人形の(エロい)生活。

しかも冒頭から唐突に日本語が次々登場するため,その意味とこの曲との関連性を理解しようと脳がフル稼働しますが,無駄にノリがいいため,頭の中で曲が無限ループ状態で再生されてしまい,なかなかそれがかないません。結局,頭の中がケイオスと化し,聴き終る頃には意味なく疲れてしまいました。

1 件のコメント:

  1. ちょっと他人事とは思えず。スルー出来ず。懲りもせず。また余談に……。お邪魔いたします。

    私の中のバービー映画といえば、リーズ・ウィザー・スプーンの「キューティー・ブロンド」…元気になりたい時にエル・ウッズを憑依させ鑑賞する。(ネジの緩んだ)私の大好きな作品のひとつです。
    このバービーちゃんも周囲を巻き込み、いつの間にか…彼女のペースになっています。
    バービーちゃんのひたむきさや純粋な心?が、まるで操るかのように周囲の人間に感動を与え味方が増え…彼女の努力が実るサクセスストーリーです。

    マリリン・モンローには10代前半の頃から憧れ、彼女のナイトウェアともいわれる?No.5のパフュームとソープをママから譲ってもらった。が、やはり大人の香り過ぎたため、当時身に纏うには非常に重たかった。
    その後、バービーちゃんに憧れて、薄ピンクのエナメルスーツに身を包みアクアのカラコンをしていた時代(←20年前だかの遠い記憶)がありました(笑)。
    しかも…10代の頃、ピ〇クの電話のよっちゃんが声のみ出演していたCMのセリフをモノマネし…あまりの激似で友達が増えた程なのですが…(←更に遠い記憶)。
    やだ、まさか。お知り合いじゃないですよね??ね?

    バービーちゃんの条件づけについて…ですけど…
    条件づけしなかったら、処理を目的とした、その道のお人形になっちゃう可能性大です(困)。
    バービー風、マリリン風にしても、「外見」で判断されがちな容姿のためか、言い寄る男性の真の目的が見抜けず騙される?事も…あるからだと思います。(おバカさん系の場合、とても人を信用しやすい…。参考例(エル・ウッズ))
    "「いつだってお前だけ」って
    そんな風に言ってくれたら"
    「言ってくれたら」との事なので、言葉を発する「のみ」で、こちらのバービーちゃんは対応可能みたいですね。(←まぁ、言った聞いた所で…言葉の真実や責任等は分からないんですけど。)
    よって、サイン契約する必要はない様ですが、
    せめて「バービーちゃん『が』イイ」って気持ちで…接してあげて欲しいと思いました。
    その上で、、、「イケナイこと」しちゃったらいいんだと思います。きっと。

    返信削除