2015年3月22日日曜日

The Writer エリー・ゴールディング (Ellie Goulding)

悲しすぎます。Ellie GouldingがDaily Mirrorに語ったところによれば,この曲は片思いの相手について書いた曲なのだとか。またケーブルテレビ局のSkyにも「The Writerは今まで書いた曲のなかでも,他人にはわからない思い入れのある曲。ある人に振り向いてもらうためだったら,人はどんなことでもするし,必要なら自分自身の本当にどんなことでも変えてしまうということを歌ったもの」と答えています。報われない恋を歌ったものですが,こういう気持ちはどんな人間にも共通するものなので共感する人も少なくないのではないでしょうか。
Such a sad song.  Ellie Goulding said to Daily Mirror that the song's about a boy who didn't like her.  She also told Sky, "The Writer is the most personal and emotional song I've written yet. It's about how you'd do anything and change absolutely EVERYTHING about yourself if necessary, just to be noticed by this one person."  It's a song about an unrequited love.  Many of you can relate to it because it's one of universal human feelings.
The Writer  (Ellie Goulding)
[Verse 1]
You wait for a silence
I wait for a word
Lie next to your frame
Girl unobserved
You change your position
And you are changing me
Casting these shadows
Where they shouldn't be

We're interrupted by the heat of the sun
Trying to prevent what's already begun
You're just a body
I can smell your skin
And when I feel it, you're wearing thin

[Chorus]
But I've got a plan
Why don't you be the artist; and make me out of clay?
Why don't you be the writer and decide the words I say?
Because I'd rather pretend
I'll still be there at the end
Only it's too hard to ask... won't you try to help me

[Verse 2]
Sat on your sofa...it's all broken springs
This isn't the place for those violin strings
I try out a smile and I aim it at you
You must have missed it
You always do

[Chorus]

[Hook] [x4]
You wait, I wait, Casting shadows, interrupted

[Chorus] [x2]

[Verse 1]
いい加減黙れって
思われているはずなのに
それでも何か言って欲しくて
構わず喋り続けてる
すぐそばで
こんな風に寝ていても
全然気付いてもらえない
その人が
今いるとこから動くたび
こっちも合わせて動いちゃう
だってそのせいで
影が出来てきちゃうから
本当はそんなのあるはずないとこに

太陽の暑さのせいで
邪魔されてしまったの
もう手遅れだったけど
そうならないよう頑張った
ただの人なのに
肌の匂いで気付いてしまう
そこに気がついたから
その人が
もう耐えられなくなったんだ

[Chorus]
だけどそれならこうしない?
アーティストになるんだよ
そうしてアタシの理想の姿を
粘土を使って作ればいいの
じゃなきゃ作家になるのはどう?
そうしてアタシに言わせたい
セリフを自分で決めればいいの
本当の自分じゃなくてもいい
気に入ってくれるなら
フリする方がマシだから
だけどそんなことしても
結局は今と少しも変わらない
ただどうしても言えないの
だから手伝ってくれないかな?

[Verse 2]
座ってるそのソファの
スプリングはボロボロで
ヴァイオリンがお似合いの
ロマンティックな場所じゃないけど
それでも試しに笑顔になって
相手に微笑みかけてみる
・・・きっと見逃したんだよね?
いつだってそうなんだ

[Chorus]

[Hook] [x4]
相手も待って
自分も待ってる
お互いの
影はそこに映ってるのに
決して重なることはない

[Chorus] [x2]


(余談)

この曲はEllie Gouldingの個人的な経験を扱ったものである上,メタファーやイメージを多用しているため,コーラスは比較的わかりやすいものの,それ以外の部分を文脈だけで理解するのが難しく,以下の部分に至ってはほぼお手上げ状態でした。

You wait
I wait
Casting shadows
Interrupted

とはいうものの,あのGoogle大先生に倣い;

あなたは待つ
私は待つ
影をキャスティング
中断された

と,映画の撮影秘話のように訳すわけにもいかず,悩んだ末に訳文のようになりましたが,これが正解かどうかは,最終的にはEllie Goulding本人にしかわからないことかもしれません。

ただ,仮にこうやった末に相手が「振り向いて」くれたとしても,その後決して上手くいかないことは,世の中を見れば明らかですし,そういうことを歌った曲ならいくらでも見つかります。むしろそうやって上手くいった例というのがあれば知りたいくらいです。

考えてみればアーティストや映画スターなどは「振り向いて」もらうために(大衆・世間という)相手の望むように自分を見せねばならない職業であるわけで,そう考えれば彼らと我々ファンの関係というのは一種の疑似恋愛関係なのかもしれません。恋愛関係においては,一方が追いかけ他方が逃げるというのは珍しくないのですが,まさしくアーティストやスターとファンとの関係も同じものであるような気がします。

この「疑似恋愛関係」通常はファンの方が追いかけ彼らの方が逃げるものですが,だからといって常にそうとは限りません。アーティストやスターがあまりに自分中心になってしまうと,ファンにそっぽを向かれ,その結果として今度は彼らの方がファンを追いかけることになりますが,恋愛関係と同じく,ともすれば余計に相手を遠ざけることになりがちです。

Love ain't fair
So there you are
My love

恋愛は先に好きになった方が負け
だから
どうしても諦められない

と言い切ったHearts A Messの一節はつくづく至言です。
http://oyogetaiyakukun.blogspot.jp/2011/11/hearts-mess-gotye.html

3 件のコメント:

  1. ~余談に対するコメントとなります~
    私もスーパースターに恋心を抱く感覚は勿論ありますが、所詮、私の手中にできない、私が反応を感じられないモノだと認識しています。匂い体温を肌身に感じられない可能性のない人(スター)に興味度合や高揚し続けることは困難な様に思います。ついでに言うと、一般人との遠距離恋愛や、一時距離を置く、会えない期間が愛育てるとか…理解出来ないし難しい事でした。

    2015/03/24の余談「stay、leave説」…ごもっともだと思います。
    どんなに時間をかけ構築してきた関係でも、歯車が噛み合わず放ったままだと、leaveがゴールなのだと思います。その後、たとえstayを望んでいても…求める勇気が出せなくなり諦める気持ちが支配するのだとも思います。
    放ったまま・放られたままで…stayする「強い心」を持ち続けられる人がいるのだろうか…。
    人の心は弱いモノだと私は思います。だから、互いに求め合い互いの気持ちに自信を持ち持たせ続ける「努力(←が適切だとは思わないが、もっとも近しい表現とし使用)」をすることが…大切な様に思います。
    私の伝えたいこと、伝わりますでしょうか…。長々切ない話をすみません。

    Hearts A Messのvestige様が至言だと仰る一節に………

    恋愛は先に好きになった方が負け『なら、私は負けでイイし負けでもかまわない』
    だから
    どうしても諦められない

    対訳関係なく、あくまでも「恋愛」について語るとして、私なら………と思いました。
    諦められないほど「好きになれる・好きになれた」こと、たとえ負け試合なのだとしても…そういう想いに至れたことが、なにより大切なことではないでしょうか…。きっと。

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  2. The writerを取り上げて頂き感激です。
    当初この曲聞いたときは英語学習を始めて間もないこともあり、訳がわけわからず、そのうちこんなにあいまいというかメタファーたっぷりの歌詞でも許されるのかと驚愕しました。
    (単に私がそれまで歌詞に注目して音楽を聴いたことがなかっただけでしょうか)

    疑似恋愛関係はあまり経験ありませんが、追いかけると余計相手は逃げていくのは納得です。
    恋愛でも友情でも、私の場合は「引いた」状態の方が上手くいきます。
    追いかけたい人の方が多いんでしょうかね。

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    1. コメントありがとうございます。余程の自信や覚悟がない限り,人間にとって一歩引くことはなかなかに難しいものですが,それは心の底に「失うかもしれない」という不安を常に抱えているためなのかもしれません。

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