2015年12月21日月曜日

Adia サラ・マクラクラン (Sarah McLachlan)

この曲についてSarah McLachlanは,親友について歌ったものであり,彼女が相手の元彼だった現在の夫と付き合い始めてから相手との関係がギクシャクしだしたと語っていますが,優れた曲の多くがそうであるようにこの曲の解釈もひとつではありません。例えば歌詞に登場する相手Adiaが主人公自身であると考えることもできます。
Sarah McLachlan explained that this song was about her best friend.  She admitted their relationship was rocky for a period of time after she started seeing her current husband who her best friend had dated in the past.  Good songs often allow listeners various interpretations.  For example, you can take the second person as the narrator herself.
Adia  (Sarah McLachlan)
Adia I do believe I failed you
Adia I know I've let you down
Don't you know I tried so hard
To love you in my way
It's easy let it go

Adia I'm empty since you left me
Trying to find a way to carry on
I search myself and everyone
To see where we went wrong

'Cause there's no one left to finger
There's no one here to blame
There's no one left to talk to, honey
And there ain't no one to buy our innocence

'Cause we are born innocent
Believe me Adia, we are still innocent
It's easy, we all falter
Does it matter?

Adia I thought that we could make it
But I know I can't change the way you feel
I leave you with your misery
A friend who won't betray
I pull you from your tower
I take away your pain
And show you all the beauty you possess
If you'd only let yourself believe that

We are born innocent
Believe me Adia, we are still innocent
It's easy, we all falter, does it matter?
Believe me Adia, we are still innocent
'Cause we are born innocent
Adia we are still innocent
It's easy, we all falter, but does it matter?

'Cause we are born innocent
Believe me Adia, we are still innocent
It's easy, we all falter
Does it matter?

Believe me Adia, we are still innocent
'Cause we are born innocent
Believe me Adia, we are still innocent
It's easy, we all falter
does it matter?

Adia,きっと期待を裏切ったよね?
Adia,がっかりさせちゃったんだよね?
だけどわかっているんでしょ?
一生懸命頑張って
自分なりのやり方で
大事に思っていたことくらい
忘れるなんて簡単だけど

Adia,ひとりぼっちになってから
何もかもが空しくて
どうすればこのままで
自分がやっていけるのか
一生懸命考えてるの
自問自答してみたり
片っ端から周りの人に
色々聞いてみたりして
一体どこがいけなくて
こうなったのか考えてるの

だって犯人なんていやしない
今度のことで責められる
人なんて誰もいないの
どんなに探してみたとこで
ねえだって
なかったことにしてくれる
そんな人はいないんだから

だってお互いに
そもそも悪い人間じゃない
Adia,信じてウソじゃない
今だってお互いに
悪気なんてないんだよ
難しいことじゃない
誰でもつまずくことはある
だからそんなの関係ないの

Adia,お互いに
乗り越えられると思ってたけど
気持ちは変えられないんだね
もうだからしつこくしない
辛い思いをさせるもの
だけど本当に友達なら
裏切ったりするわけないの
今いるそんな砦のような
そんなとこから連れ出して
もっと楽にしてあげて
そしてアンタには
こんなすごいとこがあるって
ひとつ残らず教えてあげる
これだけ信じてくれたなら

お互いに
そもそも悪い人間じゃない
Adia,信じてウソじゃない
今だってお互いに
悪気なんてないんだよ
難しいことじゃない
誰でもつまずくことはある
だからそんなの関係ないの
Adia,信じてお願いだから
悪気なんてないんだよ
だって2人とも
いい人間なんだから
今だってお互いに
悪気なんてないんだよ
難しいことじゃない
誰でもつまずくことはある
だけどそんなの関係ないの

だってお互いに
そもそも悪い人間じゃない
Adia,信じてウソじゃない
今だってお互いに
悪気なんてないんだよ
難しいことじゃない
誰でもつまずくことはある
だからそんなの関係ないの

Adia,信じてお願いだから
悪気なんてないんだよ
だって2人とも
いい人間なんだから
Adia,信じてウソじゃない
今だってお互いに
悪気なんてないんだよ
難しいことじゃない
誰でもつまずくことはある
だからそんなの関係ないの

(余談)

The Rosie O'Donnell ShowでMcLachlan自身が語ったところによると,この曲は元々Emilyという題名だったそうですが,Simon & GarfunkelのFor Emily, Whenever I May Find Herという曲があるために題名を変えたそうで,アイディアの元になった曲はKenny RogersのYou Picked A Fine Time To Leave Me Lucilleという曲なのだとか。

それはともかく,たまにネットで「子どもの名前を友人に真似された」「自分が来ていた服を友人に真似された」「運命のウェディング・ドレス(レンタル)を友人に真似された」等々の話を目にすることがあります。

服の場合はともかく,子どもの名前にしてもウェディング・ドレスにしても,その人だけに専用使用権があるとは思われません。特にレンタルのウェディング・ドレスの場合は,最初から不特定多数が使用すると想定されています。

にもかかわらずこの手の話題が登場するのは,実は「真似された」こと自体が問題なのではなく,相手の方が自分(あるいは自分の子ども)よりもそのドレスや名前に相応しく思えたからではないでしょうか?

例えば,ウェディング・ドレスの場合,同じドレスを着ていても圧倒的に自分の方が似合っていたと思える場合はさほど問題にならないような気がします。また相手の方が似合っていたとしても,それがお互い面識のない赤の他人であれば,やはり問題にはならなかったでしょう。

この曲の場合もそれと同じ構造で,仮に元彼が付き合ったのが自分の知らない誰かであったり,あるいは友人と付き合っていても最終的に2人が別れていれば,ここまで事態はこじれなかったのではないか?この確執の原因は,元彼が付き合ったのが友人(主人公)であったことに加え,しかも2人が結婚まで至ったことであるように思われます。

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