2016年5月8日日曜日

Mama Said ルーカス・グラハム (Lukas Graham)

現在我々は常にメディアからのメッセージに曝されています:特定の商品を買えば幸せな気分になれるがそうしないと最低の気分になるぞというメッセージです。その根底にあるのは「金があれば幸せになれる」という考え方でしょう。確かに貧困状態にあると,精神的に落ち込んだり辛い気分になったりするのですが,だからといって金がなければ決して幸せになれないかというと,そういうわけでもありません。この曲を聞いて母と子の愛を綴ったDolly PartonのCoat of Many Colorsを思い出しました。
Nowadays we're constantly bombarded with a barrage of messages from the media: We should buy a certain kind of things to feel happy and otherwise we'd be miserable.  The underlying concept is money can make us happy.  It's true that poverty makes us depressed and sad but money is not the only thing that can make us happy.  This song reminds me of Dolly Parton's Coat of Many Colors which describes a beautiful love given from a mother to her child.    
Mama Said  (Lukas Graham)

[Chorus]
When Mama said that it was okay
Mama said that it was quite alright
Our kind of people had a bed for the night
And it was ok
Mama told us we are good kids
And daddy told us never listen to the ones
Pointing nasty fingers and making fun
´Cause we were good kids

[Verse 1]
Remember asking both my mom and dad
Why we never travelled to exotic lands
We only ever really visit friends
Nothing to tell when the summer ends
We never really went buying clothes
Folks were passing on this stuff plenty loads
New shoes once a year and then
Out to play ball so we could ruin them

[Chorus]
When mama said that it was okay
Mama said that it was quite alright
Our kind of people had a bed for the night
And it was ok
Mama told us we were good kids
And daddy told us never listen to the ones
Pointing nasty fingers and making fun
`Cause we were good kids

[Verse 2]
Don’t get me wrong I didn’t have it bad
I got enough loving from my mom and dad
But I don’t think they really understood
When I said that I wanted the deal in Hollywood
I told them I´ll be singing on TV
The other kids were calling me a wannabe
The older kids they started bugging me
But now they all standing right in front of me

[Chorus]
When mama said that it was okay
Mama said that it was quite alright
Our kind of people had a bed for the night
And it was ok
Mama told us we were good kids
And daddy told us never listen to the ones
Pointing nasty fingers and making fun
‘Cause we were good kids

[Verse 3]
I know which place I´m from
I know my home
When I’m in doubt and struggling
That’s where I go
An old friend can give advice
When new friends only know a half story
That’s why I’m always keep them tight
And why I´m okay
… I said I´m OK
You know what my mama said
You know what she told me

[Chorus]
My mama said that it was ok
Mama said that it was quite alright
Our kind of people had a bed for the night
And it was ok
Mama said that we were good kids
And daddy told us never listen to the ones
Pointing nasty fingers and making fun
‘Cause we were good kids

[Outro]
Mama said that it was okay
Mama said that it was okay
When mama said that it was okay

[Chorus]
あの頃ママが言ってたよ
これでいいの大丈夫
これで十分なんだって
ママはそう言ってたよ
夜寝るベッドもちゃんとある
だからそれでいいんだよって
ママはこう言ってたよ
あんたたち,みんないい子なのよって
オヤジにはこう言われたよ
相手になんかするんじゃないぞ
汚い指でこっちを指して
他人をバカにするような
そんなヤツらと付き合うな
お前らは立派な人間なんだからって

[Verse 1]
今もまだ覚えてる
オヤジとママに聞いたこと:
どうしてうちは今までに
海外旅行してないの?
夏に遊びに行く先は友達のとこばかり
だから休みが終わっても
周りに自慢できないよって
服だって一度も買ったことなくて
他人からお下がりを山のように貰ってる
靴だけは年に一度買ったけど
すぐにそのままで外に出て
サッカーをしてダメにした

[Chorus]
あの頃ママが言ってたよ
これでいいの大丈夫
これで十分なんだって
ママはそう言ってたよ
夜寝るベッドもちゃんとある
だからそれでいいんだよって
ママはこう言ってたよ
あんたたち,みんないい子なのよって
オヤジにはこう言われたよ
相手になんかするんじゃないぞ
汚い指でこっちを指して
他人をバカにするような
そんなヤツらと付き合うな
お前らは立派な人間なんだからって

[Verse 2]
誤解しないでよ
満足はしてたんだ
オヤジからもママからも
大切にされたけど
やっぱりわかってもらえなかった
ハリウッドで仕事がしたい
いつかTVで歌ってみせる
そんな風に言った時には
周りには有名人になりたがる
そんなヤツだと思われてたし
年上のヤツらから
からかわれ始めたけれど
今じゃもうそいつらが
目の前に列を作って並んでる *

[Chorus]
あの頃ママが言ってたよ
これでいいの大丈夫
これで十分なんだって
ママはそう言ってたよ
夜寝るベッドもちゃんとある
だからそれでいいんだよって
ママはこう言ってたよ
あんたたち,みんないい子なのよって
オヤジにはこう言われたよ
相手になんかするんじゃないぞ
汚い指でこっちを指して
他人をバカにするような
そんなヤツらと付き合うな
お前らは立派な人間なんだからって

[Verse 3]
俺にはちゃんとわかってる
故郷はどこなのか
どこでなら本当の自分になれるのかって
だから迷って困った時は
俺はそこへ戻るんだ
前からの仲間なら
俺のことをわかってるから
どうすりゃいいかを教えてくれる
だけど最近知り合った
ヤツらにゃそこがよくわからない
だからどんな時だって
昔の仲間が大切なんだ
そしてそうしてるから
俺もやって行けてんだ
本当だ俺はこれで十分なんだ
ママがこう言ってたろ?
こんな風に教えてくれた

[Chorus]
あの頃ママが言ってたよ
これでいいの大丈夫
これで十分なんだって
ママはそう言ってたよ
夜寝るベッドもちゃんとある
だからそれでいいんだよって
ママはこう言ってたよ
あんたたち,みんないい子なのよって
オヤジにはこう言われたよ
相手になんかするんじゃないぞ
汚い指でこっちを指して
他人をバカにするような
そんなヤツらと付き合うな
お前らは立派な人間なんだからって

[Outro]
あの頃ママが言ってたよ
これでいいの大丈夫って

(補足)

* 元の英語歌詞は「But now they all standing right in front of me (だけど今やつらはみんな俺のすぐ目の前に立っている)」とあるだけです。したがって目の前で何をしようとしているかは不明ですが,曲のストーリーの流れから考えて,以前Lucas Grahamをからかっていた側の人間(the older kids) が今ではファンになり,ライヴの最前列を陣取っている様子を表しているように思われたのでこのように訳しています。

(余談)

この曲にしろ,リードで述べたCoat of Many Colorsにしろ,とにかく親が素晴らしい。母の日に相応しい曲かもしれません。

2 件のコメント:

  1. 初めまして、
    対訳はもちろんのこと、余談や序文(?)もいつも楽しく読ませていただいています。(むしろ余談を先に読んで気になって曲を聞いてみる、ということもよくあります(笑))
    この曲に出てくる両親ほんとうにいい親だ!と思いました。それにしても、この曲の最初のコーラス部分の雰囲気や後のピアノの使われ方などが、かの有名なミュージカル「アニー」の"It's a hard knock life"(2014年の映画版)にとても似ているなぁと感じました。何か関係があるのでしょうか?気になるところです。

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    1. コメントありがとうございます。余談→曲という流れはさほど珍しいわけではなく,実際のところ私の妹がこのタイプです。しかもリード→余談(ここで一旦終了した後に本人が興味を引かれるコメントがついてようやく)→曲という流れなので,ヘタをするとこちらで取り上げてから数年後にやっと曲を聴く→そして対訳という場合も少なくなく,ブログのレゾンデートルを脅かしております。

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