2017年1月16日月曜日

The Days of Wine and Roses ビリー・エクスタイン (Billy Eckstin/Andy Williams/Julie London)

タイトルに騙されました。最初これはミダス王の24 K Magicと同じ系列の華やかな生活を歌った曲であり,主人公は自分の冨と生活を自慢しているのだと思っていましたが違いました。歌詞で主人公は妻と過ごしたもう戻って来ない幸せな日々を懐かしく思い出しています。
The song title is quite misleading.  First I thought it's about a glamorous life the narrator is leading, just like 24 K Magic by Bruno Mars, and the narrator is boasting his wealth and the beauty of his life.  That's not true.  In the song, the narrator misses those happy days which he spent with his wife.
The Days of Wine and Roses  (Billy Eckstin/Andy Williams/Julie London)
The days of wine and roses
Smile and run away like a child at play
Through a meadow land toward a closing door
A door marked 'Nevermore' that wasn't there before

The lonely night discloses
Just a passing breeze filled with memories
Of the golden smile that introduced me to
The days of wine and roses and you

The lonely night discloses
Just a passing breeze filled with memories
Of the golden laugh that introduced me to
The days of wine and roses and you

バラの花に囲まれて,ワインを飲んで幸せに,生きていたあの頃のこと
遊んでる子どものように,笑顔を浮かべて逃げ出した
草の生えてるそんな場所から,閉まりかけてるドアに向かって
「これでもうおしまいと」とドアにはそう書かれてた
そのドアも今はない

夜をひとりで過ごしていると
思い出が蘇るけど,吹き抜ける風と同じで,それもすぐに消えて行く
記憶の中の輝く笑顔,そうだったからあの頃は
バラの花に囲まれて,ワインを飲んで幸せに
お前と一緒に生きられた

夜をひとりで過ごしていると
思い出が蘇るけど,吹き抜ける風と同じで,それもすぐに消えて行く
記憶の中の輝く笑顔,そうだったからあの頃は
バラの花に囲まれて,ワインを飲んで幸せに
お前と一緒に生きられた

(余談)

その華やかなタイトルとは裏腹に,この曲がテーマになった「酒とバラの日々(Days of Wine and Roses)」は,アルコールが原因で次第に壊れて行く夫婦の物語です。

ただ,別れた妻への恨み節,あるいはストーカーチックな粘着質男の独り言的なEvery Breath You Takeの邦題が「見つめていたい」となっていることからもわかるように,邦題と内容のギャップというのは,なにも映画に限った話ではありません。

以前にもお話ししたかと思いますが,自分で和訳してみるまで,私自身もCulture Clubの「カーマは気まぐれ (Karma Chameleon)」が仏教に言うカルマの話だとは全く知らず,カーマという身勝手な女性の話だと思っていましたし,MJの「今夜はビート・イット(Beat It)」に至っては,前に付いた「今夜は」のせいで,暴力に訴えても何も解決しないという曲のメッセージとは正反対の何か「やったれ」的な内容だと思いこんでいました。

それにしても,これだけあちこちでグローバル化が叫ばれる昨今,邦題はもう必要ないと思うのは私だけでしょうか?

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