2017年2月3日金曜日

Send In The Clowns ジュディ・コリンズ (Judy Collins)

「タイミングがすべて」,おそらく今までに何度も耳にしたフレーズではないでしょうか?Katy PerryのThe One That Got Away ,そしてミダス王のIf I KnewWhen I Was Your Manでは,主人公が苦い経験を通じてそのことを学んでいるわけですが,この曲の主人公も同様です。
So many times I heard this before: Timing is everything.  In songs like The One That Got Away (Katy Perry), If I Knew and When I Was Your Man (Bruno Mars), the narrators learned it in a hard way.  So did the narrator of this song.
Send In The Clowns  (Judy Collins)

Isn't it rich?
Are we a pair?
Me here at last on the ground
You in mid-air..
Where are the clowns?

Isn't it bliss?
Don't you approve?
One who keeps tearing around
One who can't move...
Where are the clowns?
Send in the clowns

Just when I'd stopped opening doors
Finally knowing the one that I wanted was yours
Making my entrance again with my usual flair
Sure of my lines...
No one is there

Don't you love farce?
My fault, I fear
I thought that you'd want what I want...
Sorry, my dear!
And where are the clowns
Send in the clowns
Don't bother, they're here

Isn't it rich?
Isn't it queer?
Losing my timing this late in my career
And where are the clowns?
There ought to be clowns...
Well, maybe next year

ステキでしょ?
一緒になるべき相手でしょ?
やっとこうしてここに来たのに
相手には手が届かない
こんなんじゃ,もう笑うしかないわ

最高じゃない?
そんな風に思うでしょ?
一人は気ままに生きいるのに
もう一人はがんじがらめで,動こうにも動けない・・・
もうジョークでしょ?
こんなんじゃ,もう笑うしかないわ

ちょうどドアが開いてたから,そこから中に入ったの
目指す場所はそこだって,やっと自分で気が付いたから
いつものように意気込んで,その部屋に入って行った
言うセリフもわかってたのに
そこには誰もいなかった

茶番劇(コント)が好きなのね
でも悪いのは自分かも
相手も自分と同じ気持ち,そんな風に思ってたけど
悪かった,許してね
もうジョークでしょ?
こんなんじゃ,もう笑うしかないわ
構わないから笑ってやって
ステキでしょ?
皮肉よね?
この世界も長いのに,タイミングみたいなことを,今更ミスっているなんて
ジョークでしょ?
こんなんじゃ,もう笑うしかないわ・・・
だけどいつかは・・・

(補足)

「リトル・ナイト・ミュージック」というミュージカルの曲で,主人公が女優なので,その点を踏まえてlineをセリフ,timingを舞台でのタイミングとして和訳しています。

この曲のタイトルにあるclowns(道化師・ピエロ)ですが,サーカスのピエロではなく,お笑い芸人(fool)のことなんだとか。

この曲を書いたSondheimが1990年に語ったところによると:「ずっと何年も,この曲のタイトルや内容を尋ねる手紙が届いているが,今まで自分ではそんなにわかりにくいとは思っていなかった。主人公が女優なので,曲の中では舞台と関連したイメージを使いたかったが,サーカスは想定していない。演劇でよく言われる『劇で問題が起きたら,道化師を出せ (if the show isn't going well, let's send in the clowns)』つまり『ジョークにして誤魔化せ』という話に因んでいる」ということのようです。

(余談)

女優である主人公が,別れた弁護士の元夫と再会しやり直そうとするものの(形だけとはいえ)若い後妻がいるため,それはできないと相手に断られる場面で歌うのがこの曲です。

人生において「あの時ああしていれば・・・」ということはおそらく数限りなくあるはずですし,そんなことをいくら悔やんでみても,時間が巻き戻せないことくらいはわかっているので通常は忘れてしまうのですが,なぜかこの曲を聞くと,それらが雪崩を打って蘇って来ます。失くしてしまったもの,もう会えなくなってしまった人々・・・。

仮に,聞き手の心にさざ波を立てることができるのが優れた曲の指標であるならば,この曲は間違いなくそのひとつでしょう。

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