2020年9月26日土曜日

Heather コナン・グレイ (Conan Gray)

そうですよね,こうでなければいけません。長きにわたってジェンダーの平等を議論してきたわけですが,このヴィデオほどそのことをはっきりと見せてくれているものはありません。個人的にはまさにこれで「目を啓かれた」感じです。
Oh yes, it should be like this.  We've been talking about gender equality for years and nothing has ever demonstrated it so clearly than this music video to me.  It's an eye opener to me in a way.
Heather  (Conan Gray)

[Verse 1]
I still remember, third of December, me in your sweater
You said it looked better on me than it did you
Only if you knew, how much I liked you
But I watch your eyes as she

[Pre-Chorus]
Walks by
What a sight for sore eyes, brighter than a blue sky
She's got you mesmerized while I die

[Chorus]
Why would you ever kiss me?
I'm not even half as pretty
You gave her your sweater, it's just polyester
But you like her better
(Wish I were Heather)

[Verse 2]
Watch as she stands with her, holding your hand
Put your arm 'round her shoulder, now I'm getting colder
But how could I hate her? She's such an angel
But then again, kinda wish she were dead as she

[Pre-Chorus]
Walks by
What a sight for sore eyes, brighter than a blue sky
She's got you mesmerized while I die

[Chorus]
Why would you ever kiss me?
I'm not even half as pretty
You gave her your sweater, it's just polyester
But you like her better
(I wish I were Heather)

[Bridge]
(Oh) Wish I were Heather
(Oh, oh) Wish I were Heather

[Chorus]
Why would you ever kiss me?
I'm not even half as pretty
You gave her your sweater, it's just polyester
But you like her better
Wish I were

[Verse 1]
今だって覚えてる,12月の3日だったよ,セーター借りて着ていたら
お前の方が似合うってそう言ってくれたんだ
本当は気持ちを伝えたかったけど
じっと見てるだけだった,お前の視線が

[Pre-Chorus]
歩いてくあの子の姿を追っているのを
あの子は本当にかわいくて,見ているだけで幸せになる,青空よりも眩しくて  *
こっちは死にそうだってのに,お前は魔法にかかってる

[Chorus]
キスしてくれるわけないよ
あの子と自分を比べたら,足元にさえ及ばない
あのセーターもあの子にやった,安物のポリエステルのセーターだけど
あの子の方がいいんだろ?
(俺もHeatherになりたいよ)

[Verse 2]
立ったまま手を繋いでるあの子の肩を
片手で抱いてるお前を見ると,どんどん寒くなってくるけど
嫌いになんかなれないよ,天使みたいにいい子だし
ただそれなのについ思うんだ,あの子がいなきゃいいのになって

[Pre-Chorus]
歩いてくのを見ていると
あの子は本当にかわいくて,見ているだけで幸せになる,青空よりも眩しくて
こっちは死にそうだってのに,お前は魔法にかかってる

[Chorus]
キスしてくれるわけないよ
あの子と自分を比べたら,足元にさえ及ばない
あのセーターもあの子にやった,安物のポリエステルのセーターだけど
あの子の方がいいんだな
(俺もHeatherになりたいよ)

[Bridge]
自分がHeatherだったらな
できればHeatherになりたいよ

[Chorus]
キスしてくれるわけないよ
あの子と自分を比べたら,足元にさえ及ばない
あのセーターもあの子にやった,安物のポリエステルのセーターだけど
あの子の方がいいんだな
できるなら・・・

(補足)

*  a sight for sore eyes ・・・ 眼福

(余談)

この曲を聞き,このミュージック・ヴィデを見ながら,ジェンダー問題の根底にはおそらく無意識のバイアスがいくつもあるのではないかと思い当たりました。個人的に言えば:

①アーティストの容姿を見て男性と判断した(実際はどうなのかわかりません)
②タイトルを見て「Heather」は恋人(あるいは元の恋人)あるいは好きな人の名前だと思った
③「Heather」が女性だと思った(一般的に女性の名前なので)
④ミュージック・ヴィデオの作りを見て → 「若い」女性アーティストのミュージック・ヴィデオの作り方だと思った

といった点で,これ以外にも細かく探していけば数えきれないほど「バイアス」が見つかると思われます。

勿論「バイアス」の別名は「文化」なのでそれを完全になくすことはできませんが,それでもそれらが絶対的な真理ではなく,あくまでも文化的な枠組みに過ぎないということは常に意識しておいた方がよいように思われます。

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