2012年10月24日水曜日

Separate Ways ジャーニー (Journey)

80年代を代表する曲のひとつです。曲は知っていたものの,題名や内容などは知らなかったのですが,Michael Henry と Justin Robinett が今回カヴァーしているのを聴いて,初めてそれを知りました。うまくいかなくなった恋愛関係と破局を歌ったお馴染みの「振られ男の恨み節(いや恨んでないか)」だったわけですね。
主人公は相手に自分はいつでも力になるからと言っていますが,だとするとこの曲は,ある意味James Morrison の'If You Don't Wanna Love Meのロック・ヴァージョンなのかもしれません。
One of the 80's classics.  I recognized the tune but didn't know the title or what it's about.  Well, if I had known the title, I could have easily imagined the message the song carries.  It was not until I heard a cover by my favorite piano guys, Michael Henry and Justin Robinett when I recognized it's one of Journey's songs and about a relationship which turns sour and breaks up.
It's a sort of 'song about regret' and the protagonist looks back on his life he's spent with the second person and tries to assure her that even if they're not together anymore, he will be there  for her when she needs him.  I guess it's a rock version of James Morrison's 'If You Don't Wanna Love Me.'
Separate Ways  (Journey)
(Michael Henry and Justin Robinett Cover)
Here we stand
Worlds apart
Hearts broken in two, two, two
Sleepless nights
Losing ground
I'm reaching for you, you, you

Feelin' that it's gone
Can't change your mind
If we can't go on
To survive the tide
Love divides

Someday love will find you
Break those chains that bind you
One night will remind you
How we touched
And went our separate ways
If he ever hurts you
True love won't desert you
You know I still love you
Though we touched
And went our separate ways

Troubled times
Caught between confusions and pain, pain, pain
Distant eyes
Promises we made were in vain
In vain, vain

If you must go
I wish you love
You'll never walk alone
Take care my love
Miss you love

Someday love will find you
Break those chains that bind you
One night will remind you
How we touched
And went our separate ways
If he ever hurts you
True love won't desert you
You know I still love you
Though we touched
And went our separate ways

[Instrumental Interlude]

Oooooooooh
Someday love will find you
Break those chains that bind you
One night will remind you
If he ever hurts you
True love won't desert you
You know I still love you

I still love you, girl
I really love you, girl
And if he ever hurts you
True love won't desert you
Nooooooooo
Nooooooooo

もう2人の間には
どうしようもないほど距離ができた
お互いの心も傷つきバラバラになった
眠れない夜を過ごし
心の拠り所も失くしたけど
それでもまだ気持ちが残ってる

これでおしまいって気はしてる
もうその心は戻らない
このままどうにか頑張って
乗り越えて
気持のズレを埋めない限り

だけどしばらくしたら
こだわりや思い込みがなくなって
大事なことにきっと気が付く
そしてある日の夜ふとこう思うんだ
お互い大切な存在だった
なのに別れてしまったんだなって
だからこれから誰かとつきあって
それで傷つくことがあってたとしても
ここで見守ってるから心配するな
知ってるよな?気持が変わってないことは
心は通じ合ってたけど
なかなか上手く行かなくて,別れることにはなったけど

あの頃は色々あって
わけがわからず苦しくて,もうどうしようもなくなって
それでお互い冷たくなった
お互いにした約束も
結局それで守れなかった

どうしても行くんだな
それなら幸せになってくれ
だけどひとりぼっちになるわけじゃない
大切にされてたこと
大切にしてたことを忘れないでくれ

だけどしばらくしたら
こだわりや思い込みがなくなって
大事なことにきっと気が付く
そしてある日の夜ふとこう思うんだ
お互い大切な存在だった
なのに別れてしまったんだなって
だからこれから誰かとつきあって
それで傷つくことがあってたとしても
ここで見守ってるから心配するな
知ってるよな?気持が変わってないことは
心は通じ合ってたけど
なかなか上手く行かなくて,別れることにはなったけど

だけどしばらくしたら
こだわりや思い込みがなくなって
大事なことにきっと気が付く
そしてある日の夜ふとこう思うんだ
お互い大切な存在だった
なのに別れてしまったんだなって
だからこれから誰かとつきあって
それで傷つくことがあってたとしても
ここで見守ってるから心配するな
知ってるよな?気持が変わってないことは

今も気持ちは変わってない
本当に心からそう思ってる
だからこれだけは覚えておけよ

これから誰かとつきあって
それで傷つくことがあってたとしても
ここで見守ってるから心配するな
不安になることもない
いつもここで待ってるから

(余談)

ラヴ・ソングというのは,話の内容がわかっているだけに,歌詞を理解するのはさほど難しくないのですが,特に誰と名指しはしませんが,アーティストによっては,時にストレート過ぎるヤツがあるのでその点がネックです。

あくまでも私見ですが,前世紀(この言いかたもどうかと思いますが)の曲には,そういった直球勝負のものが多いような気がするのですが,これは意外なほど和訳しやすい曲でした。無論,その代償として,全編これメタファーなので,その点若干苦労しましたが,それなりにこなれた表現にできたと思います(あくまで当社比)。

ただ「こなれた表現にできた」ということは,とりもなおさず意訳になったということなので,この訳文を元に英文を推定することは事実上不可能です。一対一で比較なさるとおわかりになると思いますが,どれひとつとして英文と訳文が=(イコール)になっていません。

したがって,自分で言うのもどうかと思いますが,英語の勉強としてこの訳文を参考になさることだけはお止めになった方がいいかと思います。

仮に英語の試験で「True love won't desert you」を和訳せよ(その英語教師が根っからのジャーニーファンの40代でない限り,そんな問題が出る可能性は極めて低いのですが)という問題が出た場合,「ここで見守ってるから心配するな」とやったら間違いなく不正解ですから。

・・・と思いましたが,その教師が根っからの(以下同文)だった場合,正解にしてくれた上に,むしろ点を加算してくれることも考えられないではありませんね


2 件のコメント:

  1. なつかしい!(←大声)Journeyも今日の投稿のChicagoも大好きだったのでよく聞きました。何百回も聞いたはずなのに、今回腰を据えて詩を眺めてみると、あらためて、この曲に対する「わかってなさ」がすごい。特によく聞いていたのは、高校入学当初で、知り合いも誰もおらず、不安と、でも希望もいっぱいで、この曲を聴くと元気が出た(!)ような記憶があります。破局ソングだったとは。そんなに昔からの勘違いっぷりに自分でもびっくりです。でも、仕方がないですね。この詩では。断片的、と言いたくなるほどミニマムな表現が続いています。しかも、よくあるラブソングのフレーズはあまり見あたらないし。今見ても、新鮮さのある良い詩だと思います。Journey、再評価してしまいました。サビの部分の和訳がいいですね。泣けてきます。また、ビデオの古さにも泣けました。

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    1. コメントありがとうございます。個人的に80年代のアメリカの曲は何故か無駄に「熱い」ような気がするのですが,私の気のせいでしょうか?
      仰る通りロックな感じの曲調なので,歌詞にさほど注意を払わずただ聴いていると,ニュージーランドのオール・ブラックスが試合の前に踊る「ハカ」のようなものかと思ってしまいますがさにあらず。意表を突かれます。
      それにしても,今日のChicagoのHard To Say I'm Sorryといい,80年代の名曲は曲調と内容が乖離している曲が少なくないように思います。

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