ただ厳密に言えば,前述のセリフ(「明日は明日の風が吹く」)には別の解釈も可能です。すなわち「今は幸せだがこの幸せがいつまでも続くはずはない」という意味です。悲観的に過ぎるでしょうか?まあそうでしょうね。
The word, 'tomorrow' often represents something hopeful and prospective as Scarlett O'hara said, "Tomorrow is another day." So when we hear the song title, almost every one of us thinks of a song of hope. I'm not saying we're wrong. Actually we're right and the song is about thinking positive and being happy even when we're stuck.
Technically speaking, however, the line could be taken differently. Now we live a happy life but it doesn't last forever. Am I too pessimistic? Well, I am probably.
Tomorrow (Annie)
Bet your bottom dollar that tomorrow
there'll be sun
Just thinkin' about tomorrow
Clears away the cobwebs and the sorrow till' there's none
When I'm stuck in the day that's grey and lonely
I just stick up my chin and grin and say oh
The sun'll come out tomorrow
So you got to hang on
till' tomorrow, come what may!
Tomorrow, tomorrow, I love ya, tomorrow
You're always a day away!
When I'm stuck with a day that's grey and lonely
I just stick up my chin and grin and say oh
The sun'll come out tomorrow
So you got to hang on till' tomorrow, come with may!
Tomorrow, tomorrow, I love you tomorrow
You're always a day away
Tomorrow, tomorrow I love you tomorrow
You're always a day away ...
明日にさえなれば
お日様だって出てくるよ
最後に残った手持ちのお金を
みんな賭けても構わない
明日はきっと晴れるんだ
先のことさえ考えてれば
心の中のモヤモヤや
悲しい気持ちなんかもみんな
消えてなくなるものだから
まるで曇った空みたいに
気分が沈んで寂しくて
そこからずっと抜け出せない
そんな風に思える日でも
顔を上げて胸を張り
笑顔を見せてこう言うの *
明日にさえなれば
お日様だって出てくるよ
だからこのまま頑張らなくちゃ
明日っていう日が来るまでは
とにかく泣いても笑っても
明日になれば何かが変わる
だから明日が大好きなんだ
あと一日だけ待てば
必ず明日になるんだから
まるで曇った空みたいに
気分が沈んで寂しくて
そこからずっと抜け出せない
そんな風に思える日でも
顔を上げて胸を張り
笑顔を見せてこう言うの
明日になればお日様だって出てくるよ
だからこのまま頑張らなくちゃ
明日っていう日が来るまでは
とにかく泣いても笑っても
明日になれば何かが変わる
だから明日が大好きなんだ
あと一日だけ待てば
必ず明日になるんだから
明日になれば何かが変わる
だから明日が大好きなんだ
あと一日だけ待てば
必ず明日になるんだから
(補足)
* 英語ではstick up one's chin(顎を突き出す)ですが,言わんとするところは「(うなだれずに)顔を上げる」ということでしょう。そこでより日本語として馴染みのある「胸を張る」という表現にしています。
(余談)
一時期いわゆる「ポジティブ・シンキング(前向き思考)」なるものが流行ったように記憶していますが,考えてみればそういうものがもてはやされること自体,人間がなかなかそうそう物事を前向きに考えられないということの証であるように思われます。
そもそも人類の長い歴史から見れば,安全や明日食べる食料が確保されている生活というのはほんの数百年あるいはせいぜい大目に見積もっても数千年に過ぎません。それ以前のまさしく文字通り「その日暮らし」の生活では,それがどんなにささいなものであっても,危険にすぐ反応しなければ,命を落とす可能性すらあったわけですから,むしろ「後ろ向き思考」であることはある意味必然でしょう。
仮にそうだとすれば,最悪のシナリオに備えるべく「後ろ向き思考」で考えるというのも直ちに否定されるべきものではないように思われますが,ここで肝心なのはこの「備える」という部分であって,そこがなければいかに「ポジティブ・シンキング」をしようとも,それはただ何も考えていないだけであり,その点でグチるだけの「後ろ向き思考」となんら違いはないような気がします。
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