2014年12月24日水曜日

Big Eyes ラナ・デル・レイ (Lana Del Rey)

この曲は同じタイトルのTim Burton映画Big Eyesに使われていますが,この映画では,ある女性画家とその夫との間で繰り広げられた熾烈な離婚劇と法廷闘争が描かれています。1950年代から60年代に,大きな瞳が特徴の子どもの絵を描き,それを夫の名前で発表していた無名のアーティストがこの映画の主人公(ヒロイン)で,彼女をこき使う夫が映画の「悪役」です。
This song shares the title with a Tim Burton's film in which the song is featured, Big Eyes.  The film depicts a fierce divorce battle and civil lawsuits between a female artist and her husband.  The heroine in the film is an unrecognized artist who painted pictures of children with big eyes under the name of her husband in 1950s and 1960s and her exploitative husband is the 'villan'.
Big Eyes  (Lana Del Rey)


With your big eyes
and your big lies

With your big eyes
and your big lies

I saw you creeping round the garden
What are you hiding?

I beg your pardon,
Don't tell me nothing

I used to think I could trust you
I was your woman

You were my knight and
Shining companion

To my surprise, my love's demise
Was his own greed and lullabies

With your big eyes
and your big lies (x 2)

I noticed you got hot in summer
You had no comfort
Your shirt was cotton
Your face was sombre

You paced around like you'd been waiting,
Waiting for something
Your world was burning
And I stood watching

As I looked down
The flames grew
You watched me frown
I said good-bye

With your big eyes
and your big lies (x 2)

Is it me, was I wrong
to have trusted you?
Did I see what I wanted,
what wasn't true?
Was I wrong to go on
like a little fool?

It's amazing what
women in love will do.

With your big eyes
and your big lies
With your big eyes
and your big lies

その大きな瞳とデタラメで

その大きな瞳とデタラメで

庭にこっそり忍び寄る
その姿が見えたのよ
一体何を隠しているの?

ゴメンなさい
何て言ったか聞こえない
もう何も聞きたくないの

昔はこう思ってた
あの人は信じられる人だって
アタシは奥さんなんだからって

あの人は白馬の騎士で
輝く鎧に身を包み
アタシを守ってくれるって

だからビックリしちゃったし
すっかり気持ちも冷めちゃった
だってすごい欲張りなのに
口では嬉しくなるような
ことしか言わない人だったから

その大きな瞳とデタラメで
 (x 2)

気付いたの
夏になると暑くって
楽しいことさえひとつもなかった
粗末な木綿のシャツを着て
暗い顔で過ごしてた

あっちへ行ったりこっちへ来たり
ずっと何かを待ってるように
ひっきりなしにウロウロしてた
あいつの世界が焼け落ちるのを
そこに立って眺めてた

下を向いてると
火の勢いが強くなった
見えたでしょ?
しかめっ面してたのが
「サヨナラ」ってことなのよ

その大きな瞳とデタラメで
 (x 2)

自分が悪かったの?
あの人を信じるなんて
自分が一体どうしたいのか
それがわかってなかったの?
間違ってたのは何だったの?
自分が悪かったの?
まるでバカみたいに
そのまま何もしなかったから

ビックリでしょ?
好きな相手のためだったら
女は何でもしちゃうのよ

その大きな瞳とデタラメで

(余談)

Lana Del Reyの薄井幸代(うすいさちよ)は今も健在ですね。聞くところによると,映画の中盤でかかるこの曲ですが,当初は映画のエンディングにする予定だったんだとか。ただあまりにも「暗い」内容なので,代わりにLana Del Reyの別の曲をエンディングにもってきたそうです。

この映画は米国で明日12月25日に公開予定です。

2 件のコメント:

  1. いいですね。よくできていますよね。Lana Del Reyが書いたのでしょうか。シンプルな短い言葉の羅列なのに、はっきりと情景が浮かんできて、しかも、それがいろいろな感情を連れてきます。

    As I looked down
    The flames grew
    You watched me frown
    I said good-bye

    特に、この連に目が留まりました。自分は下を向いていて、火の勢いが強くなって、あの人が自分を見ている(frownしているのは私では?)この情景は、例えば映画であれば観客の視点からの描写だと思うのですが(自分は下を向いているわけだから)、それを一人称が語っているのが、「私」の感情の強さを感じさせて、そのあとのgood-bye にうまくつながっていると思います。歌も、表現力があってうまい、です。

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    1. コメントありがとうございます。仰る通りfrownしたのは主人公の方でしょう。ご指摘通り早速修正いたしましたのでご確認ください。

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