2014年12月10日水曜日

Jealous ラブリンス (Labrinth)

以前取り上げたOne (http://oyogetaiyakukun.blogspot.jp/2013/02/one-stephen-simmons.html) と同じように,この曲と同じタイトルを持つ曲は他にも多数存在します。その一つがNick JonasのJealousで http://oyogetaiyakukun.blogspot.jp/2014/12/jealous-nick-jonas.html,主人公は「 (It's my right to be hellish)」と述べて,自分が嫉妬するのは当然だと主張していますが,この曲はそういう曲とは違います。この曲の主人公も,もう相手に当時のような気持ちがないことを悔しがっているものの,自分にそう感じる権利がないこともわかっています。
Like One http://oyogetaiyakukun.blogspot.jp/2013/02/one-stephen-simmons.html I posted before, this song also shares the title with many other songs.  One of them was Nick Jonas' song
 http://oyogetaiyakukun.blogspot.jp/2014/12/jealous-nick-jonas.html in which the protagonist claims he has the right to be jealous, saying "It's my right to be hellish."  This song is nothing like that.  Despite admitting himself jealous of the love he used to be given by the second person, he knows he shouldn't be.
Jealous  (Labrinth)


[Verse:]
I'm jealous of the rain
That falls upon your skin
It's closer than my hands have been
I'm jealous of the rain
I'm jealous of the wind
That ripples through your clothes
It's closer than your shadow
Oh, I'm jealous of the wind, cause

[Chorus:]
I wished you the best of
All this world could give
And I told you when you left me
There's nothing to forgive
But I always thought you'd come back, tell me all you found was
Heartbreak and misery
It's hard for me to say, I'm jealous of the way
You're happy without me

[Verse 2:]
I'm jealous of the nights
That I don't spend with you
I'm wondering who you lay next to
Oh, I'm jealous of the nights
I'm jealous of the love
Love that was in here
Gone for someone else to share
Oh, I'm jealous of the love, cause

[Chorus:]
I wished you the best of
All this world could give
And I told you when you left me
There's nothing to forgive
But I always thought you'd come back, tell me all you found was
Heartbreak and misery
It's hard for me to say, I'm jealous of the way
You're happy without me

[Bridge:]
As I sink in the sand
Watch you slip through my hands
Oh, as I die here another day
Cause all I do is cry behind this smile

[Chorus:]
I wished you the best of
All this world could give
And I told you when you left me
There's nothing to forgive
But I always thought you'd come back, tell me all you found was
Heartbreak and misery
It's hard for me to say, I'm jealous of the way
You're happy without me

[Outro:]
It's hard for me to say, I'm jealous of the way
You're happy without me

[Verse:]
いっそ雨になりたいよ
お前の体の上に落ち
その肌を濡らす雨
俺の手じゃ
そこまで届かなかったから
降る雨さえ羨ましい
いっそ風になりたいよ
お前の着ているその服に
いくつものさざ波を
立てて通り過ぎる風
お前のそばを離れられない
影みたいなヤツよりも
ずっと近くにいられるから
その風さえ羨ましい
だって

[Chorus:]
幸せになれよって
あの時はそう思ってた
最後に別れた時だって
気にするなよって言ったけど
本当はずっと思ってた
お前がまた戻って来て
「やっぱりダメだった
いいことなんかなかったよ」
そう言ってくれるって
こんなこと
認めるなんてイヤだけど
本当は悔しいよ
だって俺がいなくても
お前が幸せそうだから

[Verse 2:]
その夜が羨ましい
俺は一緒に過ごせないから
そのそばで誰が眠ってるんだろう?
お前と夜を過ごせるなんて
羨ましくてたまらない
お前の心が欲しいんだよ
前は確かにあったのに
今はもうここにはなくて
他の誰かのものだから
お前の心を掴んでる
ヤツがすごく羨ましい
だって

[Chorus:]
幸せになれよって
あの時はそう思ってた
最後に別れた時だって
気にするなよって言ったけど
本当はずっと思ってた
お前がまた戻って来て
「やっぱりダメだった
いいことなんかなかったよ」
そう言ってくれるって
こんなこと
認めるなんてイヤだけど
本当は悔しいよ
だって俺がいなくても
お前が幸せそうだから

[Bridge:]
砂に沈んでいきながら
お前がこの手をすり抜けて
逃げていくを眺めてる
もうこれ以上
一日も生きていられない
だって何もできないし
どうしようもないんだから
泣きたい気持ちを隠したまま
笑顔を浮かべることくらいしか

[Chorus:]
幸せになれよって
あの時はそう思ってた
最後に別れた時だって
気にするなよって言ったけど
本当はずっと思ってた
お前がまた戻って来て
「やっぱりダメだった
いいことなんかなかったよ」
そう言ってくれるって
こんなこと
認めるなんてイヤだけど
本当は悔しいよ
だって俺がいなくても
お前が幸せそうだから

[Outro:]
こんなこと
認めるなんてイヤだけど
本当は悔しいよ
だって俺がいなくても
お前が幸せそうだから

(余談)

この曲を「振られ男の恨み節」と片づけてしまうこともできるのですが,そう言って切り捨ててしまうには惜しい「何か」を感じます。おそらくその理由は,主人公が(自分を捨てたであろう)相手を一切責めていないからでしょう。

したがって,和訳する上で最も悩んだのがI'm jealous ofという表現の訳語でした。無論「嫉妬している・妬ましい」とそのまま訳しても意味は十分に通じます。ただそうすると(私だけかもしれませんが)目を吊り上げて怒っている醜い表情が浮かんでしまい,この主人公の静かで切ない気持ちが台無しになりそうな気がして苦労しました。

DevlinのWatchtowerで知り,http://oyogetaiyakukun.blogspot.jp/2013/01/watchtower-devlin-ft-ed-sheeran.html Beneath Your Beautiful  http://oyogetaiyakukun.blogspot.jp/2012/11/beneath-your-beautiful-labrinth-ft.htmlやLast Time http://oyogetaiyakukun.blogspot.jp/2012/12/last-time-labrinth.html などを通して,誰かとコラボして真価を発揮するタイプなのかと思っていたLabrinthですが,この曲を知ったことでそれが誤りであったことに気付きました。ミダス王のWhen I Was Your Man http://oyogetaiyakukun.blogspot.jp/search?q=when+i+was+your+manを彷彿とさせる,切なく美しい名曲だと思います。

3 件のコメント:

  1. きれいな曲。雨とか風とか夜とかは、そもそも悲しいきもちに寄り添ってくれるものだと思いますが、そのイメージにのせて、この人の想いの行き場のなさと、その切なさが静かに伝わってきて心がしん、とします。訳も本当にきれいで、日本語を目で追いながら、曲を聴いていると、音楽っていいなあとしみじみ思いました。これは間違いなく、名曲認定です。このラブリンスという人、今まで悪いけど何とも思っていませんでしたが、すっかり見直してしまいました。(12月、なんだかんだと忙しいですよね。返信は結構です)

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  2. あまり気の利いた表現ではないですが、「沁みる曲」とでも言えばいいでしょうか。
    言葉と声ががっちりかみ合って成立してしまうと、余計な音は要らなくなってしまうことを実感します。
    声の端々が喉に絡んでかすれるようなヴォーカルが哀切な歌詞と響きあって相乗効果が恐ろしいことに…。

    淡々としていて後悔と内省の色が強く出ていますが、そうであればあるほどそこに至るまでの過程を
    意識させられて、堰を切って溢れそうなものの存在が浮かび上がってくるようです。

    個人的に声高に煽動しようとするタイプの曲には食指が動かないので、逆にこういう曲は胸に響きます。
    この悲しみをくぐり抜けた先にはきっと拾う神もいるさ、と主人公を励ましたい気持ちにすらなります。

    とは言え、相手を責めず、自分をJealousと形容し、己の弱さを噛みしめる主人公の彼であれば、
    (性別問わず一定数存在すると思われる)「弱っている異性にコロッといってしまう」人が捨て置かない
    でしょうから、私の励ましなど全く無用であるような気もします。

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    1. コメントありがとうございます。ロメオ様もお元気そうでなによりです。ところで常々思っていることですが,人間というものは,相手が第三者を執拗に非難していると,それが余程のことでない限り,仮にそれが正当な非難でも,次第に相手の方にも非があるのではないかと考えてしまう生き物であり,逆にこの曲の主人公のように,相手を一切責めず,自分でなにもかも受け止める者に対しては,コイツが悪いわけではないのだから,自分にできることは何かしてやらねばという気持ちになるような気がいたします。
      したがって,そこまで読み切った上でそうしているとすれば,この主人公,間違いなくかなりの「使い手」ですが,ただその主人公をもってしても,結局元の相手は戻ってこなかったわけですから,いかな達人といえど無敵と言うわけではないのでしょう
      ・・・そのことに密かな喜びを感じ,己の器の小ささに人知れずイヤな汗をかいてしまう昨今です。

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