2015年3月10日火曜日

Crossfire ブランドン・フラワーズ (Brandon Flowers)

先日のリクエスト大会で読者の方からリクエストされたもののひとつです。その方曰く,Brandon Flowersはこのミュージック・ヴィデオで主人公をSouth African出身の女優Charlize Theron(シャリーズ・セロン)と共に楽しそうに演じているんだとか。確かにその通りですが,この状況でそうしないでいられる人なんているんでしょうか?
One of the songs requested the other day from followers of my blog.  The person said Brandon Flowers enjoyed playing the protagonist in the music video below with a South African- born actress, Charlize Theron who he personally asked to play the part in the video.  True!  He did but who could do otherwise in this situation?
Crossfire  (Brandon Flowers)
There's a still in the street outside your window
You're keeping secrets on your pillow
Let me inside, no cause for alarm
I promise tonight not to do no harm
I promise you babe, I will do you no harm

And we're caught up in the crossfire of Heaven and Hell
And we're searchin' for shelter

Lay your body down
Lay your body down
Lay your body down

Watching your dress as you turn down the lights
I forget all about the storm outside
Dark clouds roll their way over town
Heartache and pain came a-pouring down like hail, sleet and rain, yeah
They're handing it out

And we're caught up in the crossfire of Heaven and Hell
And we're searching for shelter

Lay your body down
Lay your body down
Lay your body down

Lay your body down
Lay your body down
Lay your body down

And tell the Devil that he can go back from where he came
His fiery arrows drew their bead in vain *
And when the hardest part is over, we'll be here
And our dreams will break the boundaries of our fear
The boundaries of our fear

Lay your body down
Lay your body down
Lay your body down

Lay your body down
Lay your body down
Lay your body down... next to mine

窓の向こうの通りには
まるで時が止まったように
ひっそりとして動かない
外の景色が広がってる
お前の秘密を知っているのは
ベッドのその枕だけ
頼むよ,中に入れてくれ
心配なんてしなくていいから
約束するよ,今晩は
ひどいことはしないから
ベイビイ,ウソじゃない
お前を傷つけたりしない

2人でいると幸せで
天国みたいな気分になるけど
一緒にまるで地獄のような
苦しみもついてくる
お互いそこから抜けられなくて
それでどこか身を寄せる
場所をこうして探してる

そこに体を横たえて
どうかそばにいてくれよ

部屋の灯りを消したまま
お前が身支度してるのを
こんな風に眺めていると
外で嵐が吹き荒れてても
そんなのちっとも気にならない
だけど黒い雨雲が
2人の間にかかってて
そこから悩みや苦しみが
雨霰(あめあられ)と降ってきて
なかなか晴れ間が見えてこない

2人でいると幸せで
天国みたいな気分になるけど
一緒にまるで地獄のような
苦しみもついてくる
お互いそこから抜けられなくて
それでどこか身を寄せる
場所をこうして探してる

そこに体を横たえて
どうかそばにいてくれよ

そこに体を横たえて
どうかそばにいてくれよ

だからその
「ひどいヤツ」に言ってくれ
元いた場所に戻ってこいって
燃え上がる矢で狙いをつけたけど
それもみんな無駄になった
最悪の時期が過ぎれば
また元通りになれるはず
お互いに
色んな不安を抱えてるけど
夢見たことを信じていれば
きっといつかは乗り越えられる
気がかりなことがあったとしても

そこに体を横たえて
どうかそばにいてくれよ

そこに体を横たえて
どうかそばにいてくれよ
俺のそばにいてくれよ

(補足)

* draw a bead on・・・(銃で)狙いをつけるという意味です

(余談)

以前,Sam SmithのI'm Not The Only Oneの余談で「たとえそれが本人にとっていかに辛かろうとも『誰かと付き合う』というスタート地点にすら立てない人間からすれば,その辛さを味わえるという時点で,すでにある意味『選ばれし者』なのではないでしょうか?」と書いたところ,コメント欄で図らずも多方面から「励まし」のお言葉を頂戴いたしました。
http://oyogetaiyakukun.blogspot.jp/2014/09/im-not-only-one-sam-smith.html

この曲も多少趣は異なるものの,同様に恋愛のゴタゴタを歌っているわけで,要するに「すごく辛いんだよ。お前がいないと。なあ戻ってきてくれよ。今までのことは謝るし悪かったと思ってる。もうあんなことはないから。そりゃ周りは色々言ってるかもしれないけど,そんなの気にすんなよ。な?戻って来てくれよ。意地張らないで」ということではないでしょうか。

それはともかく,よく酒が飲めない人間は人生の楽しみの半分を失っていると言われます。こういう経験が自分にほぼ全くないので,正直なところこの主人公には「勝手にしろよ」的感慨しか湧かないのですが,考えようによってはこれとて「恋愛の醍醐味」のひとつなのかもしれず,仮にそうであるとすれば,それを全く経験していない私は「恋愛の醍醐味」を味わっていないのかもしれません。

・・・また今回も皆様から「励まし」のコメントを頂戴しそうな予感がします。

2 件のコメント:

  1. Vestige様、取り上げていただけたなんて、本当にうれしいです!ありがとうございました。もう最後は逆さづりになっているので、吹き出さずにはいられないです。
    crossfireという単語に気をとられて意味がつかめずもやっとしていたのが、すっきり致しました。日本語のセンスの良さに感服です。
    確かこの曲は、Brandonの息子さんが「この曲が好き」と言ったことでシングルにカットされたと何かで読んだ気が…(間違っていたらすみません)。パパであるBrandonが恋愛ごたごた系の曲を作っていますし、私もお酒は全く飲めないのに主人とおチビさんがおります。なので、Vestige様も是非スタート地点に…と「励まし」を入れてみましたが。。。
    私のiPodが豊かになったのはVestige様のおかげです。これからも更新を楽しみに、応援しております。

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    1. コメント並びに温かいお言葉と「励まし」のお言葉をありがとうございます。手違いでお返事が大変遅れてしまったことをお詫びいたします。
      日本人の1割弱と言われる2型アルデヒド脱水素酵素がないALDH2体質でもあるので,ある意味「選ばれし者」と言えなくもないのですが,果たして「選ばれて」良かったのかどうかは不明です。

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