2015年4月6日月曜日

Feelings マルーン5 (Maroon 5)

彼らのSugarを聞き,人間にとって「糖分」は「幸せ」や「心地よく素晴らしいもの」と結びついていると気が付きました。自分にとって大切な存在を「ハニー(ハチミツ)」「スウィーティー(甘いもの)」「シュガー(砂糖)」と呼んだりします。英語に限った話ではありません。フランス語では恋人(女性)に「Ma douce(私の甘いもの)」と呼びかけますし,贅沢で気ままな生活を英語では「甘い生活(sweet life)」イタリア語でも「甘い生活(dolce vita)」と表現します。その一方で,受け入れにくかったり辛かったりするものを苦味で表現し「苦い記憶(bitter memory)」や「苦い現実(bitter truth)」と表現することがよくあります。
これらを見ると,人間が物事を言葉で表現する際,味覚に頼っていることがわかりますが,もう一つの感覚を抜きにして語ることはできません。視覚です。Googleを検索すれば「光」を「希望」のメタファーとして,そして「闇」を「落ち込み」や「絶望」のメタファーとして使っている歌詞ならすぐに山ほど見つかります。
Maroon 5's Sugar made me realized that for us humans 'sugar' is closely associated with  happiness and something good. People call someone they love (or like) 'Honey' 'Sweetie' and 'Sugar'.  It's not limited to English speakers.  They call their love 'Ma douce' (female) in French.  A luxurious, self-indulgent way of life often represented as a sweet life in English, is also called 'dolce vita' in Italian.  Meanwhile we often associate something  difficult or distasteful to accept, admit, or bear with bitterness such as 'bitter memory' and 'bitter truth'.
These things show that we greatly rely on gustatory sense or taste to express ourselves in language.  However we shouldn't forget another sense; vision or eyesight.  You can easily find a hundred songs which employ 'light' as a metaphor for 'hope' and 'dark' for depression or despair on Google.
Feelings  (Maroon 5)
You and me and all that wine
Loosen my tie, lie down, let's fly
Every guy that passes by
(Look at her, look at her oh)
And you say that it's not right
But where does he think you are tonight?
Does he know your nasty side?
(Look at her, look at her oh)

If you want me take me home and let me use you
I know he doesn't satisfy you like I do
And does he know that there's nobody quite like you
So let me tell you all the things he never told you
(yeah!)

I got these feelings for you
And I can't help myself no more
Can't fight these feelings for you
No, I can't help myself no more
I, I, I

You and me let's go all night
Going so high, we f*ck the sky
Come with me now, f*ck that guy
(Look at her, look at her oh)
Now you flash that sexy smile
And tell me I've got to wait a while
And it makes me lose my mind
(Look at her, look at her oh)

If you want me take me home and let me use you
I know he doesn't satisfy you like I do
And does he know that there's nobody quite like you
So let me tell you all the things he never told you
(Yeah!)

I got these feelings for you
And I can't help myself no more
Can't fight these feelings for you
No, I can't help myself no more
I, I, I
(Can't help myself no more)
I, I, I

No, I can't wait much longer
It needs to happen now
'Cause I can't spend the rest of my life chasing you around
I want to get much closer
You need to tell me how
Baby, how, how
Babe, 'cause I

I got these feelings for you
And I can't help myself no more
Can't fight these feelings for you
No, I can't help myself no more

I got these feelings for you
(Got these feelings for ya, got these feelings for ya)
Can't fight these feelings for you
No, I can't help myself no more
I, I, I

一緒にあのワインを空けて
タイを緩めて横になったら
そのまま一緒に飛んでいこう
通りすがりの男がみんな
お前を見てこう言ってる
(ちょっとあいつを見てみろよ)
こんなことしちゃダメだって
お前はそう言ってるけど
あいつは知ってんのかな?
今夜これからお前が夜を
一体どこで過ごすのか
こんなイケナイ女だって
あいつは気づいてんのかな?
(ちょっとあいつを見てみろよ)

お前にその気があるのなら
一緒に家まで連れてって
思い通りにさせてくれ
ちゃんとわかってる
俺なら満たしてやれるけど
ヤツにはそんなの無理だって
そこら辺にいるような
普通の女じゃないことが
ヤツにはわかってないんだよ
だからあいつが言ってくれない
ことをみんな聞かせてやるよ
(そうだよ)

こんな風にお前のことが
気になって仕方ない
もうこれ以上
ガマンなんてできないし
この気持ちも抑えられない
どうしようもないんだよ

夜通し一緒に盛り上がろう
空も見えなくなるくらい
2人でハイになるんだよ
ほら俺と一緒に行こう
あんなヤツは放っとけよ
(ちょっとあいつを見てみろよ)
そうやってあのグッとくる
笑顔をチラッと見せられて
待たなきゃダメって言われると
ちょっとおかしくなるんだよ
(ちょっとあいつを見てみろよ)

お前にその気があるのなら
一緒に家まで連れてって
思い通りにさせてくれ
ちゃんとわかってる
俺なら満たしてやれるけど
ヤツにはそんなの無理だって
そこら辺にいるような
普通の女じゃないことが
ヤツにはわかってないんだよ
だからあいつが言ってくれない
ことをみんな聞かせてやるよ
(そうだよ)

こんな風にお前のことが
気になって仕方ない
もうこれ以上
ガマンなんてできないし
この気持ちも抑えられない
どうしようもないんだよ

これ以上
どうやったって待てないよ
今すぐどうにかしたいんだ
だってこれからお前のことを
追っかけまわして生きてくなんて
そんなわけにいかないから
お前のことをもっと知りたい
だから一体どうすれば
いいのかベイビイ教えてくれよ
ベイビイだってこの俺は

こんな風にお前のことが
気になって仕方ない
もうこれ以上
ガマンなんてできないし
この気持ちも抑えられない
どうしようもないんだよ

こんな風にお前のことが
気になって仕方ない
もうこれ以上
ガマンなんてできないし
この気持ちも抑えられない
どうしようもないんだよ

(余談)

さすがは師匠です。普通ならどれほど「こんな風にお前のことが,気になって仕方ない,もうこれ以上,ガマンなんてできないし,この気持ちも抑えられない,どうしようもないんだよ」と言ってみたとしても,相手がウンと言ってくれる可能性は非常に低いものですが,にもかかわらず相手に「こんなことしちゃダメ」と言わせつつ,それなりのところまで持ちこめてしまうあたりに師匠の並々ならぬ力量を感じます。

6 件のコメント:

  1. こんばんは
    maroon5が好きで和訳を探していたところ、
    こちらを発見致しました。

    過去のmaroon5の記事も拝見させていただき、
    その和訳の秀逸さは言語の知識のみでなく、
    ながくにわたる師弟関係により培われていたのですね、、

    すごく面白いです、勉強になります。
    今後も期待しております!

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    1. コメント並びに過分なお言葉ありがとうございます。ただ斯界では名人の誉れ高いあの師匠の薫陶を受けながら,己の実生活にいささかの変化もないことを考えると,自らを不肖の弟子と呼ぶ他ないような気がいたします。

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  2. いつも対訳を楽しく見させていただいています。
    最近ついにVを購入し、聞いていたのですが、"Coming back for you"の後にこの曲をぶっこむ師匠は相当サディスティックだと感じました。
    今後も勉強させていただきます。

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  3. いつも対訳を楽しく見させていただいています。
    最近ついにVを購入し、聞いていたのですが、"Coming back for you"の後にこの曲をぶっこむ師匠は相当サディスティックだと感じました。
    今後も勉強させていただきます。

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  4. いつも楽しく見させてもらっています
    ”Coming back for you”のあとにこの曲をぶっこむ師匠は相当なSなんだと感じました。

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    1. コメント並びに温かいお言葉ありがとうございます。お話しの曲を聞いていないのでなんと申し上げてよいかわかりませんが,個人的には師匠の「S」はsexy, sorry, surrenderの「S」であると考えております(意味不明)。

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