2015年12月13日日曜日

Away In A Manger クリスマス・キャロル (Christmas Carol)

大変有名な「もろびとこぞりて(Joy To The World)」や「聖しこの夜 (Silent Night)」に比べると,この曲は日本ではあまり知られていませんが,歌詞で描かれていることはよく知られています。クリスマスの日のキリストの誕生です。
Compared with Joy To The World and Silent Night which are very popular in Japan too, this song is much less known here.  Although not many people know the song, what it depicts in the lyrics is pretty well known.   The birth of Jesus Christ on Christmas day.
Away In A Manger  (Christmas Carol)
Away in a manger,
No crib for His bed
The little Lord Jesus
Laid down His sweet head

The stars in the bright sky
Looked down where He lay
The little Lord Jesus
Asleep on the hay

The cattle are lowing
The poor Baby wakes
But little Lord Jesus
No crying He makes

I love Thee, Lord Jesus
Look down from the sky
And stay by my side,
'Til morning is nigh.

Be near me, Lord Jesus,
I ask Thee to stay
Close by me forever
And love me I pray

Bless all the dear children
In Thy tender care
And take us to heaven
To live with Thee there

人里離れた馬小屋の
飼い葉の入った桶の中
寝台もないままに
幼いイエス・キリストは
その頭を休ませる

晴れ上がった夜空から
満天の星々に
その寝姿を見守られつつ
幼いイエス・キリストは
干し草のなか眠ってる

牛たちが鳴き出して
かわいそうに目を覚ましても
幼いイエス・キリストは
そんなことで泣いたりしない

主イエス様,愛しています
空の上から見守って
すぐそばにおいでください
朝がすぐにやってくるまで

主イエスお願いです
すぐそばにおいでください
そしてどうかそのままで
いつまでもそばにいて
慈しんでくださいますよう

愛する子らに一人残らず
あなたのその優しい手で
祝福をお与えになり
天国にお連れになって
そのおそばに
いさせてください

(余談)

リードでも述べたように,日本ではクリスマス・キャロルとしてあまり有名ではないこの曲ですが,イギリスでは大変有名で1996年の調査では同率2位に選ばれたようです。

ところでこの曲の「牛たちが鳴き出して,かわいそうに目を覚ましても,幼いイエス・キリストは,そんなことで泣いたりしない」という箇所については論争があるようです。というのも,通常のキリスト教の教えではイエス・キリストは普通の人間であるということになっているのですが,この箇所を額面通り受け取るとその点に疑問が生じてしまうためです。

とはいうもののあのイエス・キリストです。栴檀は双葉より芳しと言うではありませんか。あれほどの人物なのですから幼少時から他の子どもと多少違っていても当然でしょう。よくいるそこらの子どもとなんら違いがないようでは逆にそのカリスマ性に疑問が生じます。

そもそも仏教のお釈迦様など生まれ落ちた瞬間に天を指さして「天井天下唯我独尊」と叫んだことになっているのですから,それに比べれば目を覚ましても泣かないくらい大した問題ではないと思うのは私だけでしょうか?

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