2015年12月25日金曜日

Purple Rain プリンス (Prince)

「本をその表紙で判断してはいけない(Don't judge a book by its cover.)」というのは「見た目で(その人の)内面を判断すべきではない」という意味の英語のイディオムですがまさにその通り。Princeの派手な外見からこの曲はセックスについての曲だと思い込んでいましたがようやくそうではないことがわかりました。
"Don't judge a book by its cover" is an English idiom meaning we shouldn't prejudge the worth or value of something, by its outward appearance alone.  Indeed.  His flamboyant appearance gave the false impression that this song was something about sex but now I know it's probably not.
Purple Rain  (Prince)
[Verse 1]
I never meant to cause you any sorrow
I never meant to cause you any pain
I only wanted to one time to see you laughing
I only wanted to see you
Laughing in the purple rain

[Chorus]
Purple rain, purple rain
Purple rain, purple rain
Purple rain, purple rain
I only wanted to see you
Bathing in the purple rain

[Verse 2]
I never wanted to be your weekend lover
I only wanted to be some kind of friend
Baby, I could never steal you from another
It's such a shame our friendship had to end

[Chorus]

[Verse 3]
Honey, I know, I know
I know times are changing
It's time we all reach out
For something new, that means you too
You say you want a leader
But you can't seem to make up your mind
I think you better close it
And let me guide you to the purple rain

[Chorus]

[Verse 1]
悲しい思いをさせるつもりは
これっぽっちもなかったんだよ
辛い思いをさせようなんて
全然思ってなかったし
ただ本当に一度だけでも
お前が笑っているとこを
見たいと思っただけなんだ
この俺が望んでたのは
紫の雨に打たれて
お前が笑っているとこを
見たかったそれだけだけなんだ

[Chorus]
紫の雨が降っている
この俺が望んでたのは
紫の雨に打たれて
お前が笑っているとこを
見たかったそれだけなんだ

[Verse 2]
セックスのためにだけ
週末に会うような
そんな関係はイヤだった
ただ友達っていうヤツに
なりたかっただけなんだ
お前を奪ってやるなんてこと
俺には絶対できないよ
なのに2人の関係が
ダメになってしまうのは
残念で仕方ない

[Chorus]

[Verse 3]
なあ俺にはわかってる
時期が変わっていることくらい
そろそろみんな手を差し向けて
今までとは違う何かを
探してもいい頃で
お前だってそうなんだ
自分のことを引っ張って
くれる人が必要だって
そんな風に言っているけど
心ではまだ迷ってる
だけどそんな心配なんて
気にせず無視しておけばいい
俺と一緒に紫の
あの雨の中へ出て行こう

[Chorus]

(余談)

歌詞に登場するpurple rainですがこれを「主人公の愛」と取る人が少なくないようです。それはともかく,冒頭でも述べたように,ずっとこの曲のことを「R&Bではお約束の主題」を歌ったものだと思い込んでいたのですが,その原因のひとつは「紫(purple)」という色のもたらすイメージにあるような気がします。

Wikiaによると西洋文化における「紫」は,自然界ではごく稀にしか存在せず,そのため近代に合成染料が発明されるまでは非常に貴重な色であり,それゆえ「富」と「忠誠」のシンボルとなっているのだとか。また日本でも伝統的に「紫」は高貴な色で,かの聖徳太子の冠位十二階でも紫が最上位に置かれています。

だとすれば「紫=妖しい」というイメージは一体どこで出来上がったのか?まさかこの方のせいではないと思われるので,その辺りをお詳しい方に是非伺いたいところです。

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