2019年8月10日土曜日

Turn Back The Time アクア (Aqua)

科学者によると,人間は他人の第一印象をものの一秒もかからずに決めてしまうのだとか。この曲を聞いてAquaはいわゆる「お気楽ポップ(bubble pop)」バンドだと思っていましたが,そういうわけでもなかったようで,この曲を聞くとそれがわかります。
Scientists say we develop first impression of others within a second.  I thought Aqua as a band who wrote so-called "bubble pop" songs soon after listening to this song.  That's, however, not entirely true. This song proves it.

Turn Back The Time  (Aqua)

Give me time to reason
Give me time to think it through
Passing through the season
Where I cheated you

I will always have a cross to wear
But the bolt reminds me I was there

So give me strength
To face this test tonight

If only I could turn back time
If only I had said what I still hide
If only I could turn back time
I would stay for the night. For the night...

Claim your right to science
Claim your right to see the truth
Though my pangs of conscience
Will drill a hole in you

I seen it coming like a thief in the night
I seen it coming from the flash of your light

So give me strength
To face this test tonight

If only I could turn back time
If only I had said what I still hide
If only I could turn back time..
I would stay for the night

The bolt reminds me I was there
The bolt reminds me I was there

If only I could turn back time
If only I had said what I still hide
If only I could turn back time
I would stay for the night

一体どうしてこうなったのか,考える時間が欲しい
色々と考えて,ちゃんと結論出したいの
振り返ってみたいから
相手のことを裏切った,あの時の自分のことを

十字架を心に背負っているように,これからも後悔しながら生きていくけど
かかったカギを見るたびに,そこにいたあの頃を思い出す

だから強くなりたいの
そうやって今夜の試練に立ち向かいたい

時計の針を巻き戻し
今も言えずにいることを,ちゃんと伝えてみたかった
もしあの頃に戻れたら
夜はどこにも行かないで,ずっとそこにいるつもり・・・

そうしてよ,ちゃんと理窟で考えて
そうしてよ,本当のことをちゃんと見て
こうやって良心の呵責で苦しんでるとこを
見たら心に穴が空いても

真夜中に泥棒が忍び込んで来るように,こうなるってわかってた
その輝きを見てたから,こうなるってわかってた

だから強くなりたいの
そうやって今夜の試練に立ち向かいたい

時計の針を巻き戻し
今も言えずにいることを,ちゃんと伝えてみたかった
もしあの頃に戻れたら・・・
夜はどこにも行かないで,ずっとそこにいるつもり

十字架を心に背負っているように,これからも後悔しながら生きていくけど
かかったカギを見るたびに,そこにいたあの頃を思い出す
時計の針を巻き戻し
今も言えずにいることを,ちゃんと伝えてみたかった
もしあの頃に戻れたら
夜はどこにも行かないで,ずっとそこにいるつもり

(余談)


この曲は1998年の映画「スライディング・ドア (Sliding Doors)」に使われていますが,この映画では,主人公が地下鉄の閉まるドアに間に合って電車に乗れるか,あるいは間にあわないでその電車に乗れないかによって,全く異なる2種類のストーリーが展開します。

人生が自分の思ったようにいかないと,人間は(無論私も含めて)「あの時ああしていれば・・・」と考えがちです。また「あの時ああしていたからチャンスが巡って来た」的な情報も巷に溢れているので,ついつい「(絶対的な)チャンス」というものが存在するように考えてしまいますが,本当にそうでしょうか?

無論振り返ってみれば,その後の人生の行方を大きく左右する「瞬間」が存在するのかもしれませんが,その「瞬間」にはその後それがどのように展開するかは未知数です。

いかに成功者が「あの時自分はああしたから成功した」と自らの経験を語ったとしても,厳密に言えば「彼ら」は「あと時」に「ああした」から成功したのであって,その方法論を「自分」の「今」の行動にそのままもって来てもあまり意味はないように思います。

そう考えると,人間に出来るのはせいぜいが「これが正しい選択だ」と自分を信じ,結果を気にせず突き進むことくらいのもの。むしろ「正しい選択」を探して迷っている暇があったら,自分の直感を信じて行動に移す方が良いのかもしれません。

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