2020年4月11日土曜日

Lucky Day ジュディ・ガーランド (Judy Garland)

昔ある友人が金というのは寂しがりやですぐに仲間に会いたくなるから,ことあるごとに今いるところ(要するに友人のサイフです)を出て仲間のいるところ(要するに金のあるところ)に行こうとするものだと言っていました。
One of my friends once said that money easily gets lonely and misses their friends together very much.  So whenever they finds an opportunity, they always leaves where they are to go to where their friends (means money) are.
Lucky (Judy Garland)

I'm sitting on top of this great big wonderful world
Cos this is my lucky day, lucky day

Oh boy I'm lucky
I'll say I'm lucky
This is my lucky day!

I'm all in clover
I'm glad all over
I wanna shout, "horray!"

I find a horseshoe
Couldn't go wrong
And then of course
You happened along

Oh, boy I'm lucky
I'll say I'm lucky
This is my lucky day!

こんなステキな広い世界のてっぺんにいる気分
今日のアタシはツイてるの

ああヤダ,ツイてて困っちゃう
そうなのよ,ツイてんの
今日は本当にツイてんの

生活にだって困ってないし
悩みもみんな片付いた
大声で「ヤッター!」って言いたいの

幸運を連れてくる蹄鉄を見つけたの
上手く行かないわけないじゃない?
そうしたら当然だけど
特別な出会いってのがあったのよ

ああヤダ,ツイてて困っちゃう
そうなのよ,ツイてんの
今日は本当にツイてるの!

(補足)

* in clover ・・・ (生活が)安楽に,裕福に
** horseshoe ・・・ 蹄鉄(幸運の印とされている)
*** happen along ・・・ 偶然に出会う

(余談)

preferential attachment(優先吸着)という言葉をご存じでしょうか?

例としてクリップの山を2つご想像ください。この中から2つを取り出しまた同じ山の中に戻します。再びクリップを取り出しまた戻す。この時最初に2つつなげたものに他のクリップがつながっていても(つまり3つがつながてても)そのままにしてまた戻すします。

これをしばらく繰り返すと,最初はバラバラのクリップしかなかった山が,突出して長いクリップの塊と,それよりもすこし短い塊,さらにすこし短い塊,そしてつながっていないクリップにわかれていきます。最初から2つのクリップがつながっていて他のクリップの倍の長さがあれば,さらに別のクリップとつながる確率が他のつながっていないものに比べて倍になるからです。

そういう意味で言えば,リードで述べた友人の話はまったくもって正解であり,その流れを変えようと思うなら最初の2つのクリップを無理やりにでもつなげる,友人の例で言えば「自分のところで金に仲間を作ってやる」よりほかにありません。

そしてここからはあくまでも個人的な感想ですが,いわゆる「運」や「ツキ」といったものも実はこの優先吸着の法則にしたがっており,この主人公のように「ラッキーだ」と繰り返し言うことで,そこに優先吸着の法則が働き,本当にラッキーになるような気がしてなりません。

確かに「不幸だ」「ツイてない」という人間と一緒にいるよりも「ラッキーだ」「幸せだ」と言っている人といた方が精神衛生上もいいでしょう。

だとすれば「金がない」「ツイてない」と繰り返すのは百害あって一利なしです。




・・・が,ヤツら(金)の逃げ足の速さと言ったら・・・。

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