2024年4月6日土曜日

The Wild Ones スエード (Suede)

先日ふと仮に「手のつけられないヤツ」が完全にいなくなってしまったら,この世の中は一体どうなるのかと考えました。つまりみんなが信じていることにしたがってルールを守る人ばかりになったらということです。
The other day I wondered if the wild ones should disappear completely from this world, what it would be.  I mean there are only those who follow rules based on their belief. 
The Wild Ones  (Suede)


[Verse 1]
There's a song playing on the radio
Sky high in the airwaves on the morning show
And there's a lifeline slipping as the record plays
As I open the blinds in my mind, I'm believing that you could stay

[Chorus]
And oh, if you stay
I'll chase the rain-blown fields away
We'll shine like the morning and sin in the sun
Oh, if you stay
We'll be the wild ones, running with the dogs today

[Verse 2]
There's a song playing through another wall
All we see and believe is the DJ and the debts dissolve
And it's a shame the plane is leaving on this sunny day
'Cause on you, my tattoo will be bleeding and the name will stain

[Chorus]
And oh, if you stay
We'll ride through disguised suburban graves
We'll go from the bungalows where the debts still grow each day
And oh, if you stay
I'll chase the rain-blown fears away
We'll shine like the morning and sin in the sun
Oh, if you stay
We'll be the wild ones, running with the dogs today
We'll be the wild ones, running with the dogs today

[Outro]
Oh, if you stay
Oh, if you stay
Oh, if you stay

[Verse 1]
ラジオでかかっていた曲は
朝番組の電波に乗って空の彼方に舞い上がってた
かかったレコード聞いてると,命綱が投げられて手元にするっと来たようで
それまで心にかかってた日よけの扉(ブラインド)も開いていって,いてくれるんじゃないかってそう思い始めてる

[Chorus]
もしこのままいてくれるなら
雨に降られてグチャグチャの草原なんかも蹴散らすし
まるで朝が来たように一緒にキラキラ輝いて,昼間から「いけないこと」もしちゃおうぜ
もしこのままいてくれるなら
羽目なんか外しまくって,犬連れて今日は一緒に暴れまわろう

[Verse 2]
もうひとつの壁の向こうでなにか曲がかかってる
そのDJだけを見てそいつだけを信じていたら,「借り」はすっかり消えてった
今日みたいな晴れた日に飛行機で飛び立つなんて勿体ないよ
血を流してタトゥを入れてその名前を残すんだから

[Chorus]
もしこのままいてくれるなら
車に乗って逃げ出そう,郊外のもっともらしい墓だとか
借金が毎年増えていくようなちゃちな建売住宅なんか
もしこのままいてくれるなら
雨に降られてグチャグチャの不安だって蹴散らして
まるで朝が来たように一緒にキラキラ輝いて,昼間から「いけないこと」もしちゃおうぜ
もしこのままいてくれるなら
羽目なんか外しまくって,犬連れて今日は一緒に暴れまわろう
手のつけられないヤツらになって,犬連れて今日は一緒に暴れまわろう

[Outro]
もし一緒にいてくれるなら
いてくれりゃそれでいい

(余談)

そして辿り着いた結論が「(アリやミツバチのような)昆虫になる」でした。群れの各構成員がそれぞれ己の職分に従ってなすべきことをする。いわば規則正しく動く機械のような存在です。そこには混乱もなければ抑圧もありません。

無論アリやミツバチのような昆虫も「外敵」とは戦わねばなりませんが,その際もそこに抑圧はありません。各々が粛々と課せられた務めを果たすだけです。

そういった世界が果たして人間にとって望ましいものなのかどうかは不明ですがだからといって望ましくないとも言い切れません。

極端な話,映画「マトリックス」のように将来人間がすべてサイバー空間で生きていく時代になったなら,物理的には群集性の昆虫のように生きていくことも不可能ではありませんし,無駄が出ないといった意味でむしろその方が「環境に優しい」と思われます。

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