2024年5月12日日曜日

Kiss of Life シャズネイ・ルイス (Shaznay Lewis)

この曲を最初に耳にした時,よくある恋の歌でちょっといかにもな感じがしたのですが,下のミュージック・ヴィデオを見た後は感動的だと思ってしまいました。解釈が変わるとこうも世の中が違って見えるということが不思議です。
When I heard this song, I thought it's about a romantic love and found it a bit cheesy.  After watching the music video below, I found it moving. It's funny how an interpretation changes the world.  
Kiss of Life  (Shaznay Lewis)


[Verse 1]
To have and hold
And give you my embrace
My sweet golden (Golden)
Angel full of grace

[Chorus]
I will give you my heart each time
Over and over again until I die
You can bet on the kiss of life
Count on me

[Verse 2]
Seeds I sow (The seeds I sow, they grow native)
Will grow the bones of you (Grow the bones, grow the bones, grow the bones of you)
Into my arms (Into my arms, I'm already waiting, oh)
Like the sun and moon

[Chorus]
I will give you my heart each time
Over and over again until I die
You can bet on the kiss of life
Count on me

[Bridge]
For a moment, it was heaven
There was light
And I knew right then, my darkest days were over
As a thousand years, a second pass us by

[Chorus]
I will give you my heart each time
Over and over again until I die
You can bet on the kiss of life
Count on me

[Verse 1]
この体を捧げるし*
抱きしめていてあげる
優しくて素晴らしくって(素晴らしくって)
天使みたいにステキな人に

[Chorus]
心の底から優しくするよ
何度でも生きてる限り
一生の思い出になるようなキスもアンタにしてあげる
任せておいて,大丈夫

[Verse 2]
最初はアタシのしたことが,まるで種を播いたみたいに(そこに根付いて育っていって)
アンタの中で育ってく(まるで骨と同じでアンタのことを支えるの)
この腕にやって来て(もうこうして待ってんだから)
太陽と月がそうしているように

[Chorus]
心の底から優しくするよ
何度でも生きてる限り
一生の思い出になるようなキスもアンタにしてあげる
任せておいて,大丈夫

[Bridge]
一瞬だけのことだけど,天国にいた気がしたよ
さあっと光が差して来て
それでその時わかったの,辛い時期が終わったことが
ふたりなら千年っていう時も一瞬で終わっちゃう

[Chorus]
心の底から優しくするよ
何度でも生きてる限り
一生の思い出になるようなキスもアンタにしてあげる
任せておいて,大丈夫

(補足)
* to have and hold ・・・ 結婚の誓いの一節

(余談)

タイムマシンは現実には存在しませんが「認知」の内側でなら可能性はあります。

例えば複雑な家庭環境に生まれ,経済的にも恵まれず,さりとて学業成績も振るわず,素行的にも問題があったため,世間で言われる「まともな仕事」がなかなか見つからなかったとします。この場合「家庭環境」「学業成績不振」「素行に問題」のすべてが「敗因」であり,映画で言えば陰鬱なモノクロームで描かれる場面でしょう。

しかしその人物が成功した場合,それらの要因はすべて一瞬で「勝因」に変化します。映画ならモノクロから瞬時にカラーに変わるところですが,当の要因自体は元のまま全く変わっていません。単にその「解釈」が変化しただけですが,それによって過去が塗り替えられてしまいます。

仮に今は「敗因」に見えるものであっても将来的に「勝因」に変わる可能性は常に残されていることになります。だとすれば選択をした直後にその正否を考えて悩むよりも,いかにすればそれを「正解」に出来るのかを考えて生きる方がはるかにマシでしょう。ひょっとしたら明日世界がカラーに変わるかもしれません。

ただこの曲が母の日に相応しい一曲であることだけは確かです。

2 件のコメント:

  1. 20代が終わりに差し掛かろうとしている者です。中学生の頃から「この曲は結局どういう意味なんだ?」と分からなくなったらおよげ!対訳くんのサイトを開いていました。学生時代、生意気ながら貴方の和訳がいつも一番しっくり来て、おしゃれに、素敵に訳されているように思っておりました。OasisのFalling DownやMaroon5のMakes me womderを聴いていたころから時は流れ、歳のせいか最近はBillboard chartの曲を聴いてもグッと来ないものばかりのように思って過ごしていました(Arianaの最新アルバムにはかなり食らいましたが…)が、久しぶりにこのサイトを開いてみると、素晴らしい曲ばかり紹介されているではないですか!また洋楽漁りをしてみようと思いました。ありがとうございます。

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    1. TOM様,コメント並びに過分なお言葉ありがとうございます。拙訳がほんの僅かでもお役に立てたとすれば,私にとってなによりの喜びであり,毎日更新の苦労も報われるような気がいたします。機会があればまた是非お声をお聞かせください。

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