2015年8月28日金曜日

Stressed Out トウェンティ・ワン・パイロッツ (Twenty One Pilots)

この曲のなかでTyler Josephは子どもの頃を懐かしがり「できるなら,楽しかったあの頃に,時間を戻して帰りたい,ママの歌を聞きながら,眠れてたあの頃に,なのに今じゃストレスまみれ」とできるものなら戻りたいと言っています。 聞いていると,彼の子ども時代はなにもかもが美しく幸せだったようですが本当でしょうか?
研究者によると,人間はいい思い出は長く覚えているが,悪い思い出はじきに忘れてしまう傾向にあり,そうすることで「不快な状況に対応し,人生を前向きに捉えることができるようになる」んだとか。仮にそうならこの主人公 (Tyler Joseph)も,しばらくしたら「確かに苦しかったけどそれだけのことはあった」とかなんとか言いながら,現在の状況を肯定的に思い出すのではないでしょうか?
In this song, Tyler Joseph misses his early days and wishes if he could be there again, saying "Wish we could turn back time to the good old days, When our momma sang us to sleep but now we're stressed out."  Everything in his childhood seems to be beautiful and happy but is it true?
Researchers say that we tend to hold onto our good memories and leave the bad ones behind because it "helps us to deal with unpleasant situations and retain a positive outlook on life."  If so, it's possible that the narrator (Tyler Joseph) will soonb recall the situation he's now in positively, saying like "it's not easy but it's worth it."
Stressed Out  (Twenty One Pilots)
[Verse 1]
I wish I found some better sounds no one's ever heard
I wish I had a better voice that sang some better words
I wish I found some chords in an order that is new
I wish I didn't have to rhyme every time I sang
I was told when I get older, all my fears would shrink
But now I'm insecure, and I care what people think

[Pre-Chorus]
My name's Blurryface and I care what you think
My name's Blurryface and I care what you think

[Chorus]
Wish we could turn back time to the good old days
When our momma sang us to sleep but now we're stressed out
Wish we could turn back time to the good old days
When our momma sang us to sleep but now we're stressed out

[Verse 2]
Sometimes a certain smell will take me back to when I was young
How come I'm never able to identify where it's coming from?
I'd make a candle out of it, if I ever found it
Try to sell it, never sell out of it, I'd probably only sell one
It'd be to my brother, cause we have the same nose, same clothes, home grown, the stone's throw from a creek we used to roam
But it would remind us of when nothing really mattered
Out of student loans and tree house homes, we all would take the latter

[Pre-Chorus] + [Chorus]

[Bridge](x2)
Used to play pretend, give each other different names, we would build a rocket ship and then we'd fly it far away
Used to dream of outer space, but now they're laughing at our face singing "wake up, you need to make money", yeah

[Chorus]

[Outro] (Blurryface)
We used to play pretend, used to play pretend, bunny
We used to play pretend, wake up you need the money
Used to play pretend, used to play pretend, bunny
We used to play pretend, wake up you need the money
Used to play pretend, give each other different names, we would build a rocket ship and then we'd fly it far away
Used to dream of outer space, but now they're laughing at our face saying "wake up, you need to make money", yeah

[Verse 1]
できるなら
誰も聞いたことないような
すごいサウンドを見つけたい
内容のあるまともな歌詞を
いい声で歌いたい
コードもよくあるヤツじゃなく
違う進行を書きたいよ
韻なんか踏んでなくっても
構わないようなそういう曲を
できれば歌ってみたいんだ
子どもの頃に言われたよ
大人にさえなれば
怖れとか不安とか
そんなものは消えるって
なのに今も不安だし
周りがどう思うかが
気になって仕方ない

[Pre-Chorus]
俺の名前は「ボヤケ顔(Blurryface)」
他人の評価を気にしてる
そういうヤツが俺なんだ
俺には自分ってものがない
周りの評価を気にしてる
そういうヤツが俺なんだ

[Chorus]
できるなら
楽しかったあの頃に
時間を戻して帰りたい
ママの歌を聞きながら
眠れてたあの頃に
なのに今じゃストレスまみれ
できるなら
楽しかったあの頃に
時間を戻して帰りたい
ママの歌を聞きながら
眠れてたあの頃に
なのに今じゃストレスまみれ

[Verse 2]
ある匂いがしてくると
子どもの頃に戻ったような
そんな気になる時がある
だけど本当に不思議なことに
その匂いの正体が
どうしてもわからない
もしそれがわかったら
そいつから
(昔のことを思いだす)ロウソクを作るんだ
だけどどんなに頑張ったって
商売にはならないな
売れてもせいぜいひとつだけ
俺の弟が買うくらい
だってあいつとは
同じ匂いを嗅ぎながら
同じような服を着て
同じ場所で育ったからだ
昔遊びに行っていた
あの小川の近くの場所で
だけどそんな匂いがしたら
不安なんて何もなかった
あの頃を思い出す
学生ローンとツリー・ハウスの
どれかを選べと言われたら
誰だって
ツリー・ハウスを選ぶだろ?

[Pre-Chorus] + [Chorus]

[Bridge](x2)
昔よく「ごっこ遊び」をしたんだよ
お互いに
他の誰かになりきって
その名前で呼び合った
宇宙船を作っては
そいつを遠くに飛ばしてた
あの頃は宇宙に行けると思ってた
なのにもう今は
そんなことを言ってると
面と向かって周りから
「目を覚まして仕事しろ」って
そう言ってバカにされるんだ

[Chorus]

[Outro] (Blurryface)
あの頃は「ごっこ遊び」をよくしてた
「ウサギ」になったりしていたよ
あの頃は「ごっこ遊び」をしてたのに
今じゃそれももうできない
「カセギ」がなくちゃダメだから
あの頃は「ごっこ遊び」をよくしてた
「ウサギ」になったりしていたよ
あの頃は「ごっこ遊び」をしてたのに
今じゃそれももうできない
「カセギ」がなくちゃダメだから
昔よく「ごっこ遊び」をしたんだよ
お互いに
他の誰かになりきって
その名前で呼び合った
宇宙船を作っては
そいつを遠くに飛ばしてた
あの頃は宇宙に行けると思ってた
なのにもう今は
そんなことを言ってると
面と向かって周りから
「目を覚まして仕事しろ」って
そう言ってバカにされるんだ

(余談)

この主人公は,自由だった子ども時代を懐かしんでいますが,それはあくまでも彼の周囲の人が彼の感じるべきストレスを肩代わりしてくれていたからに他なりません。食べもの,着るもの,住むところといった生きていく上で欠かせないものを,周囲(主に親)が提供してくれていたからこそ,自由に遊んでいられただけで,それがデフォルトではなく,むしろ自分で稼いで生きて行かなければならない現在の状況こそが実はデフォルトです。

したがって,子ども時代に帰りたいということは,突き詰めれば自分が受けるべきストレスを他人(親)に肩代わりしてもらいたいということに他ならず,そのことに気付いてしまうと,自分の甘えを自覚させられてしまいます。

7 件のコメント:

  1. すばらしい! するどい視点ですね。 

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  2. 疲れてストレスまみれだと甘えたくなっちゃう時もあるんですよ

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  3. 今Top40にいる曲を半年も前に取り上げているとはエピタフ(予知)をお持ちのようですね。
    あのよき日に帰りたいというサビが気になって調べてみたら、こういうことでしたか。
    いつもながら、最初から最後まで同じ世界観での訳はお見事です。よく分かりましたが、
    余談、厳しくないですか?

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    1. コメントありがとうございます。この主人公と同様,事あるごとに子ども時代に戻りたいと思ってしまう性質なので,余談は偏に己への戒めとして書いております。

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  4. 逆転の時代がもう目の前に。
    甘えられる対象が本能として過去の綺麗な幻想に存在して、
    そこに価値を見出す時代が来てます。

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  5. ウサギとカセギのところ上手ですね!

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