2019年10月29日火曜日

I'd Like To Teach The World To Sing ザ・ニュー・シーカーズ (The New Seekers)

我々は戦争や奴隷制度に反対し平和と民主主義を信奉しています。いわゆる「人権」なるものがどんな人間にも生まれつき備わっており,民族や性別にかかわらず平等に作られていると信じています。ただ不愉快かもしれませんが,それが全くの真実であるかと言えば違います。
We believe in love, peace and democracy, and are against war and slavery.  We believe we're all given so called 'human rights' from birth and created equal regardless of our ethnicity and gender.  I'm sorry if it upsets you but that's not entirely true.     
I'd Like To Teach The World To Sing  (The New Seekers)

[pre-Chorus]
I'd like to build the world a home
And furnish it with love
Grow apple trees and honey bees
And snow white turtle doves

[Chorus]
I'd like to teach the world to sing
In perfect harmony
I'd like to hold it in my arms
And keep it company

[verse 1]
I'd like to see the world for once
All standing hand in hand
And hear them echo through the hills
For peace through out the land
(That's the song I hear)

[Chorus 2]
I'd like to teach the world to sing
In perfect harmony
I'd like to teach the world to sing
In perfect harmony

[pre-Chorus]
I'd like to build the world a home
And furnish it with love
Grow apple trees and honey bees
And snow white turtle doves

[Chorus]
I'd like to teach the world to sing
In perfect harmony
I'd like to hold it in my arms
And keep it company

[verse 1]
I'd like to see the world for once
All standing hand in hand
And hear them echo through the hills
For peace through out the land
(That's the song I hear)

[Chorus 2]
I'd like to teach the world to sing
In perfect harmony
I'd like to teach the world to sing
In perfect harmony

[outro]
I'd like to teach the world to sing
In perfect harmony, that's the song I hear

[pre-Chorus]
まるで家を建てるみたいに,世界中をひとつにしたら
そこに家具を並べるように「優しさ」を備え付けるの
庭にはリンゴの木を植えて,ミツバチや
雪のように真っ白なハトなんかを育てるの

[Chorus]
一緒に歌を教うみたいに,世の中に
仲良くやっていくことを教えたいと思ってる
この世界を抱きしめて
ずっと一緒にやっていきたい

[verse 1]
一度でいいから見てみたい,世界中の人々が
手に手を取って立ちあがり
あちこちの丘を越え
平和を求めるその声が,国中に広がっていくとこを

[Chorus 2]
一緒に歌を教うみたいに,世の中に
仲良くやっていくことを教えたいと思ってる
一緒に歌を教うみたいに,世の中に
仲良くやっていくことを教えたいと思ってる

[pre-Chorus]
まるで家を建てるみたいに,世界中をひとつにしたら
そこに家具を並べるように「優しさ」を備え付けるの
庭にはリンゴの木を植えて,ミツバチや
雪のように真っ白なハトなんかを育てるの
[Chorus]一緒に歌を教うみたいに,世の中に
仲良くやっていくことを教えたいと思ってる
この世界を抱きしめて
ずっと一緒にやっていきたい

[verse 1]
一度でいいから見てみたい,世界中の人々が
手に手を取って立ちあがり
あちこちの丘を越え
平和を求めるその声が,国中に広がっていくとこを
(聞こえるのはそんな歌)
[Chorus 2]一緒に歌を教うみたいに,世の中に
仲良くやっていくことを教えたいと思ってる
一緒に歌を教うみたいに,世の中に
仲良くやっていくことを教えたいと思ってる

[outro]
一緒に歌を教うみたいに,世の中に
仲良くやっていくことを教えたいと思ってる,聞こえるのはそんな歌

(余談)

かつてに比べ最近はこういった博愛主義的なメッセージソングをあまり聞きませんがそれは何故なのでしょうか?現代の人間がかつてに比べ他人への共感を失っているからでしょうか?目先の物質的な利益ばかりを追い求めているからでしょうか?

確かにそうかもしれませんし,正確な理由など私にはわかるはずもありませんが,それでも個人的に思いついたことがあったのでここでお話ししたいと思います。

一般的に物事というものは遠くにある場合にはその細部が見えません。例えば,カーリングという競技は,経験のない人間にはただ氷の上で石を滑らせているだけの競技にしか思えないでしょうし,私自身高校生の時は,翻訳などというものは辞書さえあれば誰でもできるものだと安易に考えていました。

逆に対象が近くにあればあるほどその細部が明らかになってきます。地上から見る月は美しく白く輝いていますが,実際の月の表面は荒涼とした荒れ地ですし,展望台から眺める景色がどれほど素晴らしかろうと,そこを降りてすぐそばまで行ってみればそこにはゴミや汚れがあるのと同じです。

だとすれば,最近こういった曲が聞かれなくなったのは,他人への共感を失ったからでも,物質的な利益ばかりを追い求めているからでもなく,むしろこの曲で歌われているような理想が多少なりとも近づいて来たからではないでしょうか?近づいて来ただけに,その理想に伴う様々な困難や問題が見えて来て,それまでのように無邪気にその理想を語ることができなくなったわけです。

我々の暮らしているこの世界も捨てたモノではないのかもしれません。

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