2014年3月25日火曜日

Red Lights ティエスト (Tiësto)

ミュージック・ヴィデオを見ると,AviciiのWake Me Upを思い出します。主人公は大変美しい2人の女性で,彼女達がDJギグ(おそらくこの場合はTiestのもの)に行くという筋書きです。曲の内容は,心の奥に感じるものがあったら,たとえそれが多少勇気のいることであっても,怖れずそれに従えといったところでしょうか。大胆に 攻めていかねばならない場合は確かにありますが,だからといっていつでもそうでなければならないというわけでもありません。大きく打って出る時には慎重になるべきで,そうしないと後で泣きをみることになります。
The music video reminded me of that of Wake Me Up by Avicii.  Two amazingly beautiful girls are the main characters going down to a DJ's gig (one presumably by Tiest in this case).  What the song is saying is that if you feel something deep in your heart, don't be too scared to follow it even if it seems a bit bold or risky.  I know sometimes being a risk taker isn't always a bad thing but it's not always a good thing either.  Look around before you fall.  Otherwise you'd be regretful.
Red Lights  (Tiësto)
Blacked out,
Everything's faded on your love,
I'm already wasted, so close
That I can taste it now, now

So let's break right out of these guilty cages
We're going to make it now
Don't ever turn around
Don't ever turn around

Nobody else needs to know
Where we might go
We could just run them red lights
We could just run them red lights

There ain't no reason to stay
We'll be light years away
We could just run them red lights
We could just run them red lights

We could just run them red lights

White lights, flirt in the darkness
This road leads where your heart is
These signs, something we can't ignore no

We can't back down
We'll never let them change us
We're going to make it now
What are we waiting for
What are we waiting for

Nobody else needs to know
Where we might go
We could just run them red lights
We could just run them red lights

There ain't no reason to stay
We'll be light years away

We could just run them red lights
We could just run them red lights

We could just run them red lights
We could just run them red lights
We could just run them red lights
We could just run them red lights
We could just run them red lights

他には何も見えなくなる
その愛を前にすると
なにもかも色褪せてゆく
もうすっかり酔ってしまって
その愛を直接感じてる気がするよ

だから檻みたいに
この自分を閉じ込めてる
後ろめたい気持ちはもう
すぐにここで捨ててしまおう
前だけをしっかり見て
振り返ったりしちゃダメだ

他人には関係ないことだ
この先どうなるのかなんて
だから赤信号の時だって
ちゃんと覚悟があるのなら
構わず渡って行けるんだ

いつまでもこの場所に
いなきゃいけない理由はない
何光年も先にあるような
遠くにだって行けるんだ
たとえ赤信号の時だって
ちゃんと覚悟があるのなら
構わず渡って行けるはず

ああいう赤信号の時だって
ちゃんと覚悟があるのなら
構わず渡って行けるんだ

目もくらむような強い光
暗がりでのおふざけ
この道を辿っていけば
自分が本当に探してる
場所に辿り着けるはず
ああいうサインこそ
無視しちゃいけないものなんだ

引き下がったりはしたくない
こういう人間になれなんて
周りにあれこれ言わせない
今度こそやり遂げる
ずっとやりたいと思ってたことを
それが望みだったんだから

他人には関係ないことだ
この先どうなるのかなんて
だから赤信号の時だって
ちゃんと覚悟があるのなら
構わず渡って行けるはず

いつまでもこの場所に
いなきゃいけない理由はない
何光年も先にあるような
遠くにだって行けるんだ

たとえ赤信号の時だって
ちゃんと覚悟があるのなら
構わず渡って行けるはず

(余談)

こういうEDM系の曲の歌詞というのは一般的に自己肯定的・現在肯定的に作られています。まあ確かに盛り上がるべきクラブやパーティで「どうせ自分なんて・・・」と落ち込まれてはその場の雰囲気が損なわれるでしょうし,逆に「この国の政治体制は間違っている!こんなところで浮かれ騒いでいてはダメだッ。さあみんなで首相官邸前でデモをしよう」と檄を飛ばされても,それそれで困惑します。そもそもそう思うんだったらお前もこんなとこに来るなよと言いたくなります。

ところで,この訳文には「だから赤信号の時だって,ちゃんと覚悟があるのなら,構わず渡って行けるはず」という箇所がありますが,これは決して私が個人的にそうすることをお勧めしているわけではなく,あくまでも歌詞を和訳しているだけなので,赤信号を「敢えて」横断なさる場合には「自己責任」でお願いします


2 件のコメント:

  1. We could just run them red lightsをこんな風に訳せるなんて英語も日本語も両方堪能なんですね。私は海外生活が長い割りに英語が話せるわけでもなく、それなのに日本語能力が落ちてきました。
    ところで、どうしてこの曲は歌っている方をfeaturing Michel Zitronって言わないんでしょうね?とてもいい声の方だと思うのですが。

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    1. コメント並びに過分なお言葉ありがとうございます。しかしnowari様ともあろうお方が何を仰いますやら。むしろ「しすぎる謙遜は時にイヤミ」と申し上げたい気持ちです・・・・。
      それはともかく,ft. Michel Zitronの件は私も同感です。以前取り上げたZeddのClarityの余談でft.表記について述べたところ,コメント欄で音楽業界の方がその辺りの事情について詳しく説明してくださったのですが,この曲といい,AviciiのWake Me Upといい,何故ft.という形ですら名前が出てこないのかについては,私もいまだによくわかっておりません。

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