I'm sure I would have never heard this song if Ed Sheeran had not asked his audience to sing it with him at the end of his first showcase gig in Tokyo last March. More than six months have passed since then. Now I'm realizing how lucky I was, being there at that time with other some 500 people. I surely felt the singer and the audience were mentally "connected" at that moment He asked us to keep singing after he disappeared in the dressing room. It went on and on and on .... The lines "When I need to get home, you're my guiding light, you're my guiding light." is still echoing in my mind now..
Guiding Light (Foy Vance)
and waters run of either side,
and my shadow went with fading light,
stretching out towards the night.
'Cause the Sun is low,
and I yet have still so far to go,
my lonely heart is beating slow,
tired of the wonder,
there's a sign ahead,
but I think it's the same one again,
and I'm thinking 'bout my only friend,
and so I find my way home.
When I need to get home
you're my guiding light,
you're my guiding light.
When I need to get home,
you're my guiding light,
you're my guiding light.
Well the air is cold,
and yonder lies my sleeping soul,
by the branches broke like bones,
this weakened tree no longer holds
but the night is still,
and I have not yet lost my will,
and so I will keep on moving 'till,
'till I find my way home.
When I need to get home,
you're my guiding light,
you're my guiding light.
When I need to get home,
you're my guiding light,
you're my guiding light.
(人生を道にたとえるなら)その道幅は広い
今いる場所からは,道の両端は見通せないが,そこには水が流れている
目の前を照らす明かりも,次第に翳り,そのなかへ自分の影も吸い込まれてゆき
そしてその先には黒々とした夜の静寂(しじま)が広がってる
今いる場所からは,道の両端は見通せないが,そこには水が流れている
目の前を照らす明かりも,次第に翳り,そのなかへ自分の影も吸い込まれてゆき
そしてその先には黒々とした夜の静寂(しじま)が広がってる
日はもう傾き,地平線に隠れるこの時間になっても
目指す場所にはまだ辿り着けない そこはまだ遥か先にある
今の自分には誰もいない ひとりぼっちで生きている
かろうじて脈打つ心臓でどうにか生きているけれど
感動する心は失くしてしまった
行く手には,道案内も出ているが
見覚えのあるものだから,さして役には立ちそうもない
だから,こうして大切な人のことを考える 心を寄せるただ一人の人
そうすることで,元いた場所に戻っていける 本当の自分を取り戻せる
自分の姿を見失っても
君がいればまた思い出せる
家路を照らす街灯のように
本当の自分に戻らせてくれる
自分の姿を見失っても
君がいればまた思い出せる
家路を照らす街灯のように
本当の自分に戻らせてくれる
たけど外の空気はまだ冷たいから
この魂もまだあそこで眠ったままだ
傍には衰えたこの木が立っていて,無残に折れた大枝が
いくつも幹からぶらさがっている
だけど夜になれば風も止む
まだ情熱もなくしてはいない
だからこのまま進み続けるよ
元いた場所に辿り着くまで 本当の自分に戻れるまで
自分の姿を見失っても
君がいればまた思い出せる
家路を照らす街灯のように
本当の自分に戻らせてくれる
自分の姿を見失っても
君がいればまた思い出せる
家路を照らす街灯のように
本当の自分に戻らせてくれる
(補足)
この曲,解釈の助けとなる資料がほとんどないばかりか,かなりの数の曲を網羅している海外の歌詞サイトでもこの曲の歌詞はおろか,Foy Vanceという名前さえ見つかりませんでした。それだけあまり知られていないアーティストなのでしょう。
その上,歌詞が大変に詩的でメタファーにあふれているため,和訳した今でも本当にこれでいいのか確証がもてません。
ただこの曲,リード文でも述べたように,Ed Sheeranのギグで大変感動した曲なので,今回ここで取り上げました。歌詞に登場する「相手」は人間でなくてもかまいません。音楽・神・美術・自然,そのどれであっても成立します。要は人生に迷った時の拠り所となるものこそがここで言うguiding lightなのでしょう。
当然のことながら,アーティストの名前の発音もわかりません。一応ここでは,Ed Sheeranの発音を元に原音に近いと思われるカタカナ表記にしておきましたが,今後日本での表記がこれと異なるようでしたら,そちらに合わせて変更したいと思います。
Ed Sheeran のカヴァーのヴィデオの冒頭で,Ed Sheeran本人が,ミュージシャンになってよかったことのひとつとして,14歳頃から20歳(当時)のこの時までずっと聴いてきたFoy Vanceと,彼の出身地の北アイルランドのベルファストで競演したことを挙げています。
Thank you so so much for posting this song with Ed’s cover (a video of his gig). I’m deeply touched by Ed’s performance.
返信削除I really jealous of you had a great time with Ed and singing with his 500 fans. Was it like this video? What a lucky man you are! ’Cause Ed became popular in Japan also, so he may not have a gig such homelike atmosphere anymore.
Ed is just only 21 years old, but nothing else matters! Ed Sheeran is a special musician who has a gift to move people!
Thank you again. Someday, I wish I could go to Ed’s gig.
Thank you for the comment. I know I was lucky to witness his gig in Tokyo last March.
削除If you want to see videos of the show, just Google it and go to YouTube. You'll find some there. I should have posted one of these videos but I found the one I posted has better audio and visual quality.
コメントありがとうございます。幸運なことに3月の東京でのギグに行くことができました。もしその際のヴィデオをご覧になりたければ,Googleで検索をかけた後,YouTubeにいらっしゃればそちらでいくつか見つかると思います。本来ならば,そちらを付けるべきだったのかもしれませんが,今回つけたものの方が音質・画像ともに優れていたため,こういう結果になりました。
Ed Sheeranはこの対訳くんで知ったのですが、歌唱力とともに声の魅力的なアーティストですね。さまざまなアーティストがよくカバー曲を披露してくれますが、私は結構好きで、センス良く、あるいは元歌の素晴らしいところをうまく引出し、さらによいものに仕上げている!というとき、カバーしたアーティストのことがより好きになります。そして原曲のアーティストのことを知らなかったりあまり気に留めていなかった時でも、そのカバー曲のせいでまた新鮮な気持ちで聴いたり、好きになったりします。
返信削除普段何気なく感じていることですが、このヴィデオを拝見し、またよい音楽に出会えたと感じました。
コメントありがとうございます。私は彼がBob DylanのMake You Feel My Loveをカヴァーしているのを聴いて,その素晴らしさに衝撃を受けました。本家が素晴らしいのは言うまでもないことですが,個人的にはそれ以上に心に響きました。
削除このGuiding Lightも彼がカヴァーしてくれなければ,おそらく一生知らぬままに通り過ぎていたと思います。
そういう意味で,Ed Sheeranは私に様々な世界を見せてくれる存在であると同時に,アーティストである上でいかに「声」が大切であるかを証明してくれる存在でもあります。
3月の東京、代官山UNIT。ソールドアウトでも決して広くないライブハウスは、Edファンの女子や英国人のティーン、いかにも音楽業界な方、そして洋楽好きの老若男女で満員でした。公演の終盤、前方の舞台から客席後方のフロアに下りて歌ってくれたのには、本当に感動しました。しかもマイクなし!その時のラストの曲でしたね・・・あああ~もう、思い出すと涙が出ます。
返信削除この曲、それなりに有名な曲なのかと思っていました。本家を聴くと、なるほどEdのルーツだなと思います。北アイルランドの自然を感じる、深い詩ですね。本家もかなり好きです。14歳でこの音楽を聴いているのがEdのすごいところだなあ。すばらしい音楽は、有名かそうでないかに関わらずカバーする、というのもEdらしいです。
この詞を観客に歌わせることで、自分にとってのguiding lightはファンだ、ライブだ、と言ってくれているのかな、と思うと・・・ああああ、また涙が。ぐす。
和訳、ありがとうございました。
コメントありがとうございます。別館でフォローくださっている方のなかには,ai_i様以外にもEd Sheeranのファンの方がおいでになります。無論3月のgigにいらした方もおいでになったと記憶しております。
削除私にとって,日常の生活では決して知り合うことのないであろうそういう方々と,音楽を通して,ネットという空間でつながれるというのがこの本館の存在意義なのかもしれません。
あの時UNITでライトに浮かんでいたホコリの匂いや人々の歓声,Edが着ていたTシャツ,その時自分が着ていた服,3月の夜の冷たい空気,そんなものを今も思い出します。
ところで,私はステージから観客席に向って左側の「Sharks」でした。ai_i様はどちらでしたか?右側においでになったのなら,「Jets」ですね。
わたしも左側にいました!近かったですね(笑)
削除日常でEdを語れる機会はほぼないので、いつも思う存分語らせていただけて、ここはわたしにとっても無二の存在です。ありがとうございます。
今後とも、vestigeさんの和訳で日本のEdのファンが増えていきますように、よろしくお願いします。
コメントありがとうございます。ai_i様も左側でしたか。「jetsのヤツらにゃ負けねえぜ」ですね(笑)
削除私にはEdファンの妹がいるのでai_i様よりはいくらか恵まれているとは思いますが,それ以外には誰一人思いつかないのでさほどの違いはないのかもしれません。
当時久しぶりに会った知り合いに感動したEdのギグの話をしようと思ったのですが,彼女のハマってる韓ドラの話を先にされたため,Edの話が全くできなかったという苦い経験がございます。
そういう意味でai_i様は私にとっても得難いお方です。どうぞ思う存分ここで語ってください。
Ed Sheeranは,オリンピックの閉会式であれだけ注目されため,次に来日する時はもうあのようなintimateなギグは不可能だと思います。それだけに,本当にあの時の幸運に心から感謝したい気持ちです。
こんばんわ
返信削除便乗して申し訳ないですが、質問です
ライブハウスではこの曲歌ってましたか?
http://youtu.be/5qYYRBf5aCg
アメリカの人気トーク番組で披露したので
この曲を次のSingleで出すんでしょうかね(そうなると正直予想外です)
話変わって
One Directionの次のSingleはEdのが書いた曲で決まりぽいですね(初恋の曲とか)
Edは好きな女性の前だと何も喋れなくなるのが悩みの種らしいですね
そのせいで彼女ができないとかなんとかで
コメントありがとうございます。いつもながらNick様は(以下同文)。
削除ご質問の件ですが,ギグではループペダルの鬼と化し,You Need Me, I Don't Need Youをやっていました。ただかなり長い間演奏していたので,その間にこの曲をやっていた可能性はあります。当時自分が訳したものしか彼の曲は知らなかったので確実なことはわかりませんが,Googleあたりで検索すれば,セットリストが出てくるのではないでしょうか?一応私の方でもご存じかもしれない方に伺ってみます。
またお話しの曲ですが個人的には好みです。傾向としてはJustin BieberのBaby系列ですか。(実は私はあの曲キライではありません。中学生の頃を思い出します)。
最近お声をお聞きしなかったのでお元気なのか案じておりましたが,これで安堵いたしました。また是非Nick様ならではのお話をお聞かせください。お待ちしております。
失礼致します。
返信削除はじめまして、Ed Sheeranのファンの一人です。名前に関してですが、僕はコメントなどは滅多にしませんし、アカウントも無かったので、失礼ながら匿名を使わせて頂きました。
僕がEdを知ったのは、iTunesのホームでアルバムを見かけたのがきっかけでした。U.N.Iを視聴しただけでアルバムを購入しようと決めました。多分、vestigeさんのおっしゃる様に、Edの曲に似たような音楽が、生まれつき僕の心の中で流れていたのだと思います。
それからは、飽きることなく毎日聴いてきましたが、僕は英語が全く分からないので、自分が納得できる様な和訳をされた歌詞を探し求め、その結果、最終的にこのサイトへと辿り着きました。実は、結構前からこのサイトを拝見していました。vestigeさんの和訳や感性がとても素晴らしく、他の人や公式よりも洗練された綺麗な和訳だと感じました。
今さらですが、このGuiding Lightの和訳...すごく感動しました。vestigeさんは、今の時点でのご自分の和訳に納得されていないようですが、僕には、とても心に響く和訳で、恥ずかしながら泣きそうになりました。本当にvestigeさんの和訳は素晴らしいです。僕のような洋楽が好きでも英語が理解できていない者にとっては、このサイトは本当に有り難いものですし、vestigeさんの和訳のおかげで、僕はさらにEdを好きになりました。
最後になりましたが、一番最初の雑談やコメントへの返信、気配りなど、人間的にも、vestigeさんは僕にとって尊敬できる存在です。僕はEdのファンでもありますが、vestigeさんのファンでもあります。これが最初で最後のコメントになるとは思いますが、僕はずっと応援していますので、どうか、これからも頑張って下さい。
長文、失礼致しました。
コメント並びに過分なお褒めのお言葉ありがとうございます。今朝このコメントを見つけた時,頭の中にこういう思いが浮かびました:
削除本館や別館はいわば巡礼の旅。途中様々な人間に遭遇するし辛い目にも遭う。宿が見つからずに悩むこともある。役に立たないことをするなとバカにされることもある。旅を邪魔する人間もいる。
しかし大半の人は巡礼者に優しい。食べ物や宿を提供して労ってくれる。彼らも普通の人間で,100%の善人というわけではない。常に優しいわけでもなく,時には怒りや悲しみで酷いこともするだろう。それなのに旅人には自分の一番いい面を見せてくれる。旅をしなければ決して見ることのなかった人間の美しい姿。
巡礼の目的は聖地ではない。そこへ至る過程が目的なのだと思いました。心のこもった素晴らしいコメント,本当にありがとうございました。この曲も私にとっての旅の道標(milestone)のひとつになりました。このサイトをご覧くださる多くの匿名様のような方こそが,私にとってのGuiding Lightです。
皆さんのコメントがいいですね。心を動かされます。もう、これ以上、申し上げることもなさそう・・・とか言いながら、やっぱりコメントさせていただきます。
返信削除美しい原詩通りの、美しい日本語になっていると思います。「自分の姿を見失っても,君がいれば思い出せる,家路を照らす街灯のように,本当の自分に戻らせてくれる」という部分も、この解釈でいきたいです。この曲は全編、日が落ちて暗くなっていく、ちょっと不安な時間帯に彷徨っているというイメージがあると思うのですが、このイメージが、前の方のコメントの返信にある、巡礼の持つイメージと重なるような気がして感慨深い、と思いました。
Edのギグだなんて、本当にうらやましい。地方に住んでいると、不可能ではないですが、時間的にも経済的にも、とてもハードルが高くて残念なかぎりです。
コメントありがとうございます。地味な曲なのに,皆様がこれほどコメントをくださること自体,この曲の実力を表しているのかもしれません。
削除前の方がくださったコメントを読んだ時は,本当にその美しさに心が洗われるような気がいたしました。本館を始めて良かったと思うことはいくつもありますが,この曲に巡り合えたことは間違いなくそのひとつだと思っています。
また,本館を始めて以来,数多くの方から温かいお言葉を頂戴しています。私の人生において,これほど多くの方から労いや感謝の言葉をいただいたことはこれまで一度もありません。自分のやっていることが見知らぬどなたかの役に立っているという思い,今はそれが私の「財産」です。