ロシアの作家,トルストイ曰く「幸せな家族はみな似ているが,不幸な家族の形はそれぞれ違っている」とか。これは曲にも言えることで「ハッピーなラヴソングはみな似ているが,そうでないラヴソングはそれぞれ違っている」ということでしょう。
Amy Winehouseは,昨年2011年の7月23日に亡くなりました。このような優れたソングライターを失ったことが悔やまれます。
I was completely hooked up to the song. "Love is a losing game." Yes, totally. February 14th was Valentine's Day. To celebrate the day, I tried to post as many a happy love song as possible but it was not very easy. I could have found tons of unhappy love songs including breakup ones without effort but they are not for Valentine's Day. All I could post were only three love songs.
A Russian writer, Leo Tolstoy said, "Happy families are all alike; every unhappy family is unhappy in its own way." This also the case with songs. Happy love songs are all alike; every unhappy songs is unhappy in its own way."
Amy Winehouse passed away on 23 July, 2011. It's a shame we have lost such a great songwriter.
Love Is A Losing Game (Amy Winehouse)
Love is a losing game
Five story fire as you came
Love is a losing game
One I wish I never played
Oh what a mess we made
And now the final frame
Love is a losing game
Played out by the band
Love is a losing hand
More than I could stand
Love is a losing hand
Self professed... profound
Till the chips were down
...know you're a gambling man
Love is a losing hand
Though I battle blind
Love is a fate resigned
Memories mar my mind
Love is a fate resigned
Over futile odds
And laughed at by the gods
And now the final frame
Love is a losing game
一緒にいたときは夢中だった
恋なんて先に好きになった方が負け
なのに出会ってすぐに我を忘れた
だけどそれが恋ってもの
こんな恋なんてしなければよかった
あんなに辛い思いまでしたのに
もうここで終わりなんて
だけどそれが恋なんだよね
バンドの魔法で恋したけど
一方通行の恋には先がない
これ以上は耐えられない
好きになった方が負けなんて
「恋」ってものに恋してた・・・最初は最高だった
だけど,本当の気持ちを伝えたら
相手は遊びだってわかったよ
好きになったら負けなんだ
後先考えずに恋したけど
いつかはこうなる運命だったのかも
だけど2人の思い出が苦しいよ
仕方ないことだとわかっていても
最初から勝ち目なんてなかった
どうやっても無理だった
そしてとうとう終わりが来た
この恋にもう先はない
バンドの魔法で恋したけど
一方通行の恋には先がない
これ以上は耐えられない
好きになった方が負けなんて
「恋」ってものに恋してた・・・最初は最高だった
だけど,本当の気持ちを伝えたら
相手は遊びだってわかったよ
好きになったら負けなんだ
後先考えずに恋したけど
いつかはこうなる運命だったのかも
だけど2人の思い出が苦しいよ
仕方ないことだとわかっていても
最初から勝ち目なんてなかった
どうやっても無理だった
そしてとうとう終わりが来た
この恋にもう先はない
先日はわざわざ私のブログに訪問いただきありがとうございました。
返信削除大好きな曲なんでついコメントしてしまいます。
和訳、他の方のも拝見していますが、この曲もあなたのが一番好みです。
James Morrisonのバージョンも良いですね。
彼の事はあまり知らないので、もっと聞いてみたいと思いました。
コメントありがとうございます。グルメ情報があるでなし芸能ネタがあるでなしのこの地味なブログに読者登録までしてくださる奇特な方はそうそうおいでになりません。重ねてお礼を申し上げます。この曲はこのままジャズのスタンダードになってもおかしくないほど美しい曲ですが,このブログを始めなければ,知ることのなかった曲かもしれません。これもブログにおいでくださる皆様があってこそ。とりわけコメントをくださる方々の温かいお言葉に支えられております。どうか今後もご都合のつく折にはお声をお聞かせください。お待ちしております。
返信削除はじめまして!
返信削除自分はブログで好きな曲を時折意訳しています。
その際,ひとのブログを参考にすることもあり,今回 love is a losing gameでvestigeさんの
「およげ対訳くん」を発見しました!!
とてもすんなり読めてラブリーです♡
今まで他の英語歌詞和訳サイトで「すんなり」ということはなく,英語のほうを読む気が無くなったくらいです。
どういう風に意訳したのかじっくり読んでみようとおもいます!
追伸 この曲に関してはとりあえず満足してしまったので,前に訳した自分のブログのurlを掲載させていただきました。英語が稚拙なのに思い入れでカヴァーしようとしてる感じですので,お暇な際遊びにきていただければ幸いです…
コメント並びに温かいお言葉ありがとうございます。この曲,前の方への返信でも申しました通り,本当にこのままジャズのスタンダードにしてもおかしくないほどの優れた楽曲だと思います。私はJames Morrisonのファンなので,彼のカヴァーの方をよく聴いているのですが,それとて原曲の素晴らしさがあらばこそ。それだけにAmy Winehouseが既に亡くなってしまっていることが惜しまれます。
削除さて,別館(twitter)でも余談を展開しております。お時間があればそちらへもおいでください。お待ちしております。
今日はRock'n Roll Suicideに、と思っていたのですが急遽こちらに変更しました。今回を逃すと、この素晴らしい曲にコメントできる日もなかなかやってきそうにないので。Amy Winehouseという方は初めて聞きましたが、もう亡くなってしまっているのですね。残念です。魅力的な、切ない歌声なのに。James Morrisonのカバーもいいですね。彼がこの曲を好きだとしたら、それはよくわかる気がします。
返信削除Love is a game.には抵抗感を感じる私ですが、Love is a Losing Game.ということになれば話は違います。それはその通りだと思います。自分が恋をしている、と感じるのは、負けている気もちの時ばかりのような気がします。そもそも、勝っているってどういうことなのかよくわからないと思いませんか。恋愛中に、ごくたまに2人が同じ気持ちだ、と感じる時がありますが、あれが勝っている状態なのか?それとも、自分はそうでもないのに相手が自分に夢中になっている時のことをいうのか?そういうことも稀にありますが、その時はなんだか、やたら普通で、特に自分が恋愛中だ、というような高揚感などなく、それがどうしたという感じ。つらくて切ない、この歌の感じこそ、その通り。Love is a Losing Game.なんだと思います。
コメントありがとうございます。oak様の仰る違和感の原因は;偏にlove及びgameの訳語にあるのではないかと最近思い当りました。
削除すなわち,love is a losing gameの場合のloveの訳語は「誰かを好きになること」,そしてgameは「勝負」ですが,love is a gameの場合のloveは「お互いに恋愛中の状態」であり,gameは「駆け引き」です。
当然のことながら,前者の当事者は1人ですが,後者の当事者は複数(通常は2人)です。また,gameも,「勝負」と「駆け引き」では,当然のことながら,負けた場合の痛手が違います。
この2つはそれぞれがセットなので,「誰かを好きになった」時はもれなく「勝負」であり,逆に「恋愛中の状態」であれば「駆け引き」に過ぎません。前者から後者に移行する場合もありますし,またその逆もあり得ますが,要するに,今の自分がどちらの状態にいるかによって訳語が決まるというわけです。
要するに,「誰かを好きになること」という意味のloveと「恋愛中の状態」のloveを,そして「勝負」と「駆け引き」の意味のgameをそれぞれ同列で論じるために生じる違和感であるように思われます。
仮にそうであるとするならば,oak様の仰る「自分が恋をしている、と感じるのは、負けている気もちの時ばかりのような気がします」ということも当然ですし,逆に「それとも、自分はそうでもないのに相手が自分に夢中になっている時のことをいうのか?そういうことも稀にありますが、その時はなんだか、やたら普通で、特に自分が恋愛中だ、というような高揚感などなく、それがどうしたという感じ」という状態は,相手の方にとっては,前者のlove is a losing game状態ですが,さほどお気持ちのないoak様にとっては,前者でも後者でもないため,そのようにお感じになるのではないでしょうか?