2013年8月12日月曜日

Get Here ブレンダ・ラッセル (Brenda Russell / Oleta Adams)

「Jessie Jがヴィデオの40秒辺りに登場するお父さんに激似」と妹が2番目のヴィデオのリンクを送ってきました。なるほど確かに。ヴィデオの後半で彼女がこのGot Hereのカヴァーを披露します。彼女の素晴らしさは皆様既にご存じなので,ここで私が言う必要もないし,むしろ言わない方がいいような気もするのですが,やはり言わせてください。「アンタはスゴイJessie J」。なろうことならそこへ行きたい(Got Here If You Can I Would Get There If I Could)気持ちです。
My sister sent me a link to the second video saying Jessie J looks identical with her father appearing in the video around 0:40.  She's right.  In the latter half of the video, she does a cover of Got Here If You Can.  I know people already know how amazing she is.  So I don't have to, or shouldn't mention her brilliance here but I can't help it.  You're so amazing, Jessie J.  I Would Get There If I Could."
Get Here (Brenda Russell / Oleta Adams)
(Jessie J cover)
You can reach me by railway, you can reach me by trailway
You can reach me on an airplane, you can reach me with your mind
You can reach me by caravan, cross the desert like an Arab man
I don't care how you get here, just get here if you can

You can reach me by sailboat, climb a tree and swing rope to rope
Take a sled and slide down the slope, into these arms of mine
You can jump on a speedy colt, cross the border in a blaze of hope
I don't care how you get here, just get here if you can

There are hills and mountains between us
Always something to get over
If I had my way, surely you would be closer
I need you closer

There are hills and mountains between us
Always something to get over
If I had my way, surely you would be closer
I need you closer

You can windsurf into my life, take me up on a carpet ride
You can make it in a big balloon, but you better make it soon
You can reach me by caravan, cross the desert like an Arab man
I don't care how you get here, just get here if you can

I don't care, I don't care
I need you right here right now
I need you right here right now right by my side yeah yeah
Get here

I don't care how you get here, just get here if you can.

会いに来て
列車を使ってくれてもいいし
小道を歩いて来てもいい
飛行機で来たって構わないし
それが無理なら心の中で
思い浮かべてくれればいい
アラブ人みたいに隊商(キャラバン)を組んで
砂漠を越えて来てもいい
方法なんかはどうでもいいよ
ただ無理じゃないのなら
どうかここまで会いに来て

ヨットで来てくれてもいいよ
木に登りロープからロープへと
飛び移りながら来ても構わない
そりで丘から滑って降りて
そのままこの腕の中に飛び込んで来て
足の速い仔馬に飛び乗って
期待に胸を膨らませ
国境を越えてやって来て
方法なんかはどうでもいいよ
ただ無理じゃないのなら
どうかここまで会いに来て

いつでも2人の間には
小高い丘や山みたいな
乗り越えなきゃならないものがある
だけどその方法が見つかったら
もっと距離を縮められる
もっと近くにいて欲しいから(2回繰り返し)

ウィンドサーフィンするみたいに
この人生に乗り込んで来て
魔法の絨毯でどこかに連れてって
魔法の絨毯がないのなら
大きなバルーンでも構わないから
とにかくすぐにそうしてね
アラブ人みたいに隊商(キャラバン)を組んで
砂漠を越えて来てもいい
方法なんかはどうでもいいよ
ただ無理じゃないのなら
どうかここまで会いに来て

どんなやり方でも構わない
とにかく今すぐ会いたいよ
すぐそばにいて欲しい
だからここに来て

方法なんかはどうでもいいよ
ただ無理じゃないのなら
どうかここまで会いに来て

(余談)

歌詞はまさに直球勝負。移動手段がこれでもかというほど書き連ねてあります。うっかりするとロマンティックな曲調に騙されてしまいますが,冷静に考えれば「主人公と相手は一体どこに住んでるんだよっ」とツッコミが入るのは間違いありません。

なにしろ「列車を使って」「小道を歩」き「砂漠を越え」「ヨット」に乗った上で「木に登りロープからロープへと飛び移りながら」「そりで丘から滑り降り」た後に「足の速い仔馬に飛び乗って」「国境を越えて」やって来なければなりません。

無論私とてこれがレトリックであることは百も承知ですが,面白いので敢えて野暮を承知で検証してみたいと思います。

この曲を書いたBrenda Russelはアメリカ人なので,主人公もそうであると仮定し,歌詞の記述を逆にたどって相手の所在地を特定します。

まず,国境を足の速い仔馬にのって越えるのですから,おそらくメキシコ経由だと思われます。ただその前の「木に登りロープからロープへと飛び移りながら」の箇所があるので,ここではやはり密林が必要でしょう。

となるとメキシコ南部からグァテマラやニカラグア辺りでしょう。さらに「ヨット」に乗り「砂漠を越え」て「小道を歩」かねばなりません。南米の砂漠と言えば,チリ北部のアタカマ砂漠が有名ですが,その後に「小道を歩」き「列車を使って」いることを考え合わせると,相手の所在地は,チリ国境まで鉄道が通っているアルゼンチンのサルタ辺り https://maps.google.com/maps?hl=en&tab=wl ではないでしょうか?

6 件のコメント:

  1. misoです。
    ご無沙汰しています。

    この曲はアメリカに留学していた時に大ヒットしていて毎日ラジオから流れてました。
    湾岸戦争が始まって間もないころだったのでドンピシャリな歌詞でしたね。

    ずっと忘れていた当時を思い出して懐かしくなりました。

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    1. コメントありがとうございます。音楽情報には大変疎いので,Jessie Jがカヴァーするまでこの曲のことは存じませんでしたが,それが悔やまれるほどの曲でした。この曲に限らず,今後もこういった隠れた(実際は私が無知なだけで隠れてなどいないのかもしれませんが)名曲を,こちらで継続的に取り上げていきたいと思っております。

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  2. コノハチョウ2014年9月27日 1:25

    こんにちは、いつも更新楽しみにしております。
    Youtubeの動画を見ていて気付いたのですが、曲タイトルはどちらも「Get Here」のようです。

    重箱の隅をつつくような野暮なコメントのあとで申し訳ないですが、Jessie J は本当に素晴らしいですね!
    あの伸びやかな表現力は15歳の時点で既にほぼ完成されてたのですね。
    聞いていて本当に気持ちがいいです。
    歌声とは直接は関係ない話ですが、個人的に彼女はナチュラルメイクの時の方がとてもチャーミングで美人だと思うので、その意味でも15歳の初々しい姿が見られて嬉しかったです。
    (がっつりメイクも、パワフルな歌声に合わせたインパクトの演出としてはアリだとは思っておりますが)

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    1. コメント並びに温かいお言葉ありがとうございます。Wikipediaで確認したところ,元々この曲はBrenda Russellの曲をOleta Adamsがカヴァーしたもののようです。ご指摘のタイトルと併せて修正いたしましたのでご確認ください。
      ところで,Jessie Jのメイクですが,個人的にはコノハチョウ様と全く同じ意見です。ただ以前ショートのプラチナブロンドにした彼女を見た時には,そのあまりのカッコ良さに一瞬言葉を失いました。

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    2. コノハチョウ2014年9月27日 20:05

      返信ありがとうございます。
      Brenda Russellのバーション拝聴しました。
      最後の方、歌詞が長い…ですよね?「Right here, right now」の部分はアドリブなのでしょうか。
      個人的にはOleta Adamsのバーションよりも感動してしまいました。

      早速、Jessie Jの画像検索をしてしまいました。
      ショートのプラチナブロンド姿、本当にかっこいいですね。
      黒髪オカッパ姿よりも好きです。
      そして一緒に出てきた画像の中に坊主頭の画像を発見し驚愕いたしました。チャリティーの為という主旨も素晴らしいですが、それにしても彼女の思い切りの良さというか潔さにひたすら脱帽です。

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    3. コノハチョウ2014年9月30日 9:28

      申し訳ありません、やはりBrenda Russellのバージョンの最後のフレーズはアドリブではなくちゃんと歌詞があったのですね。
      ありがとうございました。
      重ねてコメントしてしまってすみません、返信は不要です。

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