2017年10月27日金曜日

In The Year 2525 ゼーガーとエバンズ (Zager and Evans)

この曲は2525年に始まり9595年に終わっています。現在の我々が暮らしている2017年の社会には,インターネット,SNS,YouTubeなどが存在しますが,そことは約500年の開きがあります。そこで,500年前の1517年の世界はどんなものだったか想像してみてください。
The song starts from 2525 and ends in 9595.  Now we're living in the world of 2017, the world of the Internet, SNS and YouTube.  So there's a gap of 500 years.  Just imagine what the world was like in 1517 or 500 years ago.
In The Year 2025  (Zager and Evans)

In the year 2525,
If man is still alive,
If woman can survive,
They may find-

In the year 3535
Ain't gonna need to tell the truth,
Tell no lies.
Everything you think, do, and say
Is in the pill you took today.

In the year 4545
Ain't gonna need your teeth,
Won't need your eyes.
You won't find a thing to chew,
Nobody's gonna look at you.

In the year 5555
Your arms are hanging limp at your side,
You legs got nothing to do,
Some machine's doing that for you.

In the year 6565
Ain't gonna need no husband,
Won't need no wife.
You'll pick your sons, pick your daughters too

From the bottom of a long glass tube.

Whoa-oh-oh.

In the year 7510
If God's a-coming
He ought to make it by then.
Maybe he'll look around himself and say,
"Guess it's time for the Judgement Day."

In the year 8510
God is gonna shake his mighty head.
He'll either say, "I'm pleased where man has been"
Or tear it down and start again.
Whoa-oh-oh

In the year 9595
I'm kinda wondering
If man is gonna be alive;
He's taken everything this old Earth can give
And he ain't put back nothing.

Now it's been ten thousand years,
Man has cried a billion tears
For what he never knew.
Now man's reign is through.
But throught eternal night,
The twinkling of starlight,
So very far away,
Maybe it's only yesterday...

In the year 2525 (etc...)

2525年
まだ男が生きていて
女だって生き残れたら
こんな風に思うかもー

3535年
わざわざ「本当のこと」なんて言う必要はなくなるね
「ウソ」なんてつけないよ
考えることもすることも,口に出すことだって
今日飲んだ錠剤でみんな決まってるんだから

4545年
「歯」は要らなくなるはずだ
「目」も必要なくなるね
噛まなきゃいけないものなんて,そんなものがあるわけないし
人に見られることだってなくなってるはずだから

5555年
両腕はただ力なく垂れ下がってるだけになる
脚の役目もなくなるね
機械が代わってくれるから

6565年
「夫」なんていなくていいし
「妻」だって必要ないね
娘でも息子でも,好きなの選べばいいんだから

ガラスの管の底のとこから

7510年
「神」ってものがいるのなら
その頃までにいい加減,何かしてくれなきゃね
「神」は周りを見回して,こんな風に言うのかな?
「『審判の日』ってのをそろそろ始めてみるか」って

8510年
その頃「神」は頭を振ってこんな風に言うはずだ
「満足だ,人間はよくここまで頑張った」って
そうじゃなきゃ「神」だもの,人間なんて滅ぼして,また一からやり直し

9595年の世界を
なんとなく考える
人類はこのまま続いていくのかなって;
地球をさんざん利用して,もらってばかりいるくせに
なにひとつ返したりしないんだから

1万年が過ぎ去って
人類はただひたすら後悔してる
こんなの予想もしてなくて
人間の世の中はもう終わり
あとはただ延々と夜だけが続いてく
夜空の星の光さえ
遥か遠くにあるばかり
ついこの間のことなのに・・・

2525年には・・・

(余談)

500年前の1517と言えば,織田信長の父,織田信秀(1511年)が生まれた頃で,日本は戦国時代の真っただ中,イギリスはかのヘンリー8世の治世下でした。

それはともかく,1968年にリリースされた曲ですが,歌詞の内容にはすでに当たっているものもあるような気がします。例えば,6565年の下り:

「夫」なんていなくていいし
「妻」だって必要ないね
娘でも息子でも,好きなの選べばいいんだから

ガラスの管の底のとこから

これはまさに不妊治療や遺伝子治療,あるいはデザイナーズ・ベイビーを連想させます。

また,4545年の下りの:

「歯」は要らなくなるはずだ
「目」も必要なくなるね
噛まなきゃいけないものなんて,そんなものがあるわけないし
人に見られることだってなくなってるはずだから

これも,ファストフードや引きこもりのことを指していると思えなくもありません。

個人的には人類がこのままの形で9595年まで存続するとは思えず,むしろ「人格」がマシン上の「データ」として残っていくと思っていますが,それがいいことなのかそうでないのかはまだ判断がつきません。

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