「犠牲」という言葉は元々「特に人や動物を生贄にする儀式を行って,神の怒りを鎮めるためあるいは神への敬意を表すために捧げものをする」という意味ですが,「より価値があると考えられるもののために,非常に大切なものを差し出す行為」という意味で使われる場合が少なくありません。
A word "sacrifice" originally means "the act of offering something to a deity in propitiation or homage, especially the ritual slaughter of an animal or a person". It's often used as "the act of giving up something highly valued for the sake of something else considered to have a greater value or claim."
Sacrifice (Elton John)
[Verse 1]
It's a human sign
When things go wrong
When the scent of her lingers
And temptation's strong
Into the boundary
Of each married man
Sweet deceit comes callin'
And negativity lands
[Pre-Chorus]
Cold, cold heart
Hardened by you
Some things lookin' better, baby
Just passin' through
[Chorus]
And it's no sacrifice
Just a simple word
It's two hearts livin'
In two separate worlds
But it's no sacrifice
No sacrifice
It's no sacrifice at all
[Verse 2]
Mutual misunderstandin'
After the fact
Sensitivity builds a prison
In the final act
We lose direction
No stone unturned
No tears to damn you
When jealousy burns
[Pre-Chorus]
Cold, cold heart
Hardened by you
Some things lookin' better, baby
Just passin' through
[Chorus]
And it's no sacrifice
Just a simple word
It's two hearts livin'
In two separate worlds
But it's no sacrifice
No sacrifice
It's no sacrifice at all
[Pre-Chorus]
Cold, cold heart
Hardened by you
Some things lookin' better, baby
Just passin' through
[Chorus]
And it's no sacrifice
Just a simple word
It's two hearts livin'
In two separate worlds
But it's no sacrifice
No sacrifice
It's no sacrifice at all
[Outro]
No sacrifice at all
No sacrifice at all
No sacrifice at all
No sacrifice at all
[Verse 1]
人間なんてそういうもんだ
ものが上手くいかなくて
いつまでもあいつの匂いが消えなくて
やたらに誘惑されちゃうと
いつもなら一線引いてる
既婚者も
甘い言葉に騙されて
ろくなことになりゃしない
[Pre-Chorus]
心はすっかり冷え切って
お前のせいで固まった
世の中にはあるんだよ,ちょっとステキに見えたって
それは傍から見る時だけで,本当はそうじゃないってことが
[Chorus]
だけどそれは「犠牲」じゃないし
単純な単語ひとつで言えること
人間が2人いて
それぞれが別々の世界の中で生きているけど
こんなの「犠牲」なんかじゃないし
無理なんかしてないよ
こんなのは「犠牲」とは違うんだ
[Verse 2]
お互いに相手を誤解してるから
実際にことが起こると
あれこれと気になって,刑務所とおんなじで,なかなかそこを出られない
最後のとこまで来てたって
先のことが見えなくなって
あることないこと徹底的に調べて回るようになる*涙なんか流しもしない
嫉妬に駆られてしまったら
[Pre-Chorus]
心はすっかり冷え切って
お前のせいで固まった
世の中にはあるんだよ,ちょっとステキに見えたって
それは傍から見る時だけで,本当はそうじゃないってことが
[Chorus]
だけどそれは「犠牲」じゃないし
単純な単語ひとつで言えること
人間が2人いて
それぞれが別々の世界の中で生きているけど
こんなの「犠牲」なんかじゃないし
無理なんかしてないよ
こんなのは「犠牲」とは違うんだ
[Pre-Chorus]
心はすっかり冷え切って
お前のせいで固まった
世の中にはあるんだよ,ちょっとステキに見えたって
それは傍から見る時だけで,本当はそうじゃないってことが
[Chorus]
だけどそれは「犠牲」じゃないし
単純な単語ひとつで言えること
人間が2人いて
それぞれが別々の世界の中で生きているけど
こんなの「犠牲」なんかじゃないし
無理なんかしてないよ
こんなのは「犠牲」とは違うんだ
[Outro]
こんなの「犠牲」なんかじゃないし
犠牲とは違うんだ
(補足)
* No stone unturned ・・・ leave no stone unturned(石をすべてひっくり返して徹底的に調べる,取れる手段をすべて取る,あらゆる可能性を調べる)
(余談)
リードで述べたことが正しいと仮定すると,少なくとも「犠牲」と呼ぶためにはそのもの自体にそれなりの価値がならず,それ自体にさほど価値がないものは「犠牲」とは呼べないことになりますが,「価値」などと言うものは極めて個人的なものなので,何が「犠牲」であって何が「犠牲」でないのかについては当人にしかわかりません。
例えば「飲まず食わずで仕事をした」場合,一般的には「仕事のために食事を犠牲にした」ということになるかもしれませんが,当の本人が食にさほど興味がなく「仕事が面白すぎて食事している時間がもったいなかった」という場合には(少なくとも当人にとっては)「食事」を「犠牲」とは呼べないでしょう。
逆に「飲まず食わずでゲームをした」という場合,当人にとっては前述の例となんら変わるところはないと思われますが,世間的には「ゲームのために食事を犠牲にした」とは言われないような気がします。
だとすると世間的によく聞く「仕事のために家庭を犠牲にした」という例も,本人にとって実は家庭の評価が世間が思うほど高くないのかもしれません。
私の場合も一般的に言えば「およげ!対訳くん」のために「人付き合い」を「犠牲」にしていることになるのかもしれませんが,元々がコミュ障なので「犠牲」にしている感は(少なくとも個人的には)極めて希薄です。
・・・が,それでいいのかどうかは今のところ不明です。
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