2015年11月14日土曜日

Fade Away スザンヌ・サンドフォー (Susanne Sundfør)

物の価値はそれがどのくらい手に入りやすいかに影響され,一般的に手に入りやすいものよりも手に入りにくいものの方が有難がられます。マーケティング業界はこの辺りを熟知していて,限定商品やスペシャル版などで我々の購買欲をそそります。この曲の主人公と相手も,別れた後でこの考え方に影響を受けているようです。
Scarcity affects our perception of value.  We generally value things less when they come easy and more when they don't.  People in marketing know it very well and use it to boost our desire to buy their products, such as exclusive merchandise and limited edition.  In this song, scarcity seems to affect the narrator and the second person as well after their breakup.
Fade Away  (Susanne Sundfør)
[Verse 1]
This is the sound of your heart
The sound of your heart, it sounds lonely
I think we're drifting apart
We're drifting apart, ever so slowly

[Chorus]
Fade away
Fade away, my love
Fade away
Til you're out of sight
Out of sight

[Verse 2]
This is the sound of my heart
The sound of my heart, it sounds of me
It feels like I'm falling apart
I'm falling apart, ever so slowly

[Chorus 2]
(I've got to)
Fade away
Fade away, my love
(I've got to)
Fade away
Til I'm out of sight
Out of sight

[Bridge 1]
This is the kind of love that never goes out of style
Cause baby I know that you'll always be waiting
And I’ll always want to come back

[Bridge 2]
This is the kind of love that never goes out of style
Cause baby I know that I'll always be waiting
And you'll always want to come back

[Chorus 3]
Oh let us fade away
Fade away, my love
(We're gonna)
Fade away
Til we're out of sight
Out of sight

[Verse 1]
これはあなたの心の響き
あなたのその心から
孤独な音色が伝わってくる
お互いに流されて
ものすごくゆっくりと
離れて行ってる気がするの

[Chorus]
こうやって
ねえ,だんだんと消えてくの
ほんの少しずつ離れて行って
最後には
その姿も見えなくなるの

[Verse 2]
これは自分の心の響き
自分のこの心から
本当の自分が伝わってくる
バラバラになってゆくみたい
ものすごくゆっくりと
壊れていってる気がするの

[Chorus 2]
(行かなくちゃ)
こうやって
ねえ,だんだんと消えてくの
(行かなくちゃ)
ほんの少しずつ離れて行って
最後には
この姿も見えなくなるの

[Bridge 1]
こういう 関係は
いつまで経ってもなくならないの
だってベイビイわかってるから
いつだって
きっと待っててくれるって
こっちだって同じで
あの頃に戻りたいって
きっと思うはずだから

[Bridge 2]
こういう 関係は
いつまで経ってもなくならないの
だってベイビイわかってるから
いつまでも
ずっと待っててあげるって
あなただって同じでしょ?
あの頃に戻りたいって
きっと思うはずだから

[Chorus 3]
このままこうして別れましょ
ねえ,だんだんと消えてくの
(こうやって)
ほんの少しずつ離れて行って
最後には
お互い姿が見えなくなるの

(余談)

「別れたいのか別れたくないのかハッキリしろよ」と言いたくなるのは私だけではないと思いますが,ただこれもある種の「プレイ」と考えればそれはそれでアリなのかもしれません。

それはともかく,このミュージック・ヴィデオにはやられました。アップテンポの軽快な曲とは裏腹に霧だか靄だかに包まれたやや陰鬱な世界が展開するので,こちらも真剣な表情で見ていたところ,1分47秒辺りでいきなり「チン」というまるで吉本新喜劇のコントのような音が聞こえてきて,その瞬間爆笑して元の世界に戻れなくなってしまいました。

無論アーティストとしてどうしても譲れない何かがあったからこそああなっているとは思うものの,何故あの音でなければならなかったのか・・・アーティストでない私には「謎」です。

0 件のコメント:

コメントを投稿