2022年11月10日木曜日

Hyperballad ビョーク (Björk)

美しいラヴ・ソングに聞こえるかもしれませんし私もそう思いますが,歌詞をみるとなんとなく落ち着かない気分になります。
You may find it a beautiful love song and so do I.  The song, however, gives me some disturbing feeling when I take a look at the lyrics.
Hyperballad (Björk)


[Verse 1]
We live on a mountain
Right at the top
There's a beautiful view
From the top of the mountain
Every morning I walk towards the edge
And throw little things off
Like car parts, bottles and cutlery
Or whatever I find lying around

[Pre-Chorus 1]
It's become a habit
A way to start the day

[Chorus]
I go through all this
Before you wake up
So I can feel happier
To be safe up here with you
I go through all this
Before you wake up
So I can feel happier
To be safe up here with you

[Verse 2]
It's early morning
No one is awake
I'm back at my cliff
Still throwing things off
I listen to the sounds they make
On their way down
I follow with my eyes till they crash
I imagine what my body would sound like
Slamming against those rocks

[Pre-Chorus 2]
And when it lands
Will my eyes be closed or open?

[Chorus]
I go through all this
Before you wake up
So I can feel happier
To be safe up here with you
I go through all this
Before you wake up
So I can feel happier
To be safe up here with you
I go through all this
Before you wake up
So I can feel happier
To be safe up here with you

[Post-Chorus]
Safe up here with you
Safe up here with you
Safe up here with you
Safe up here with you
Safe up here with you
Safe up here with you
Safe up here with you
Safe up here with you

[Verse 1]
家は山の上にある
まさにその天辺のとこ
キレイな景色が見えるんだ
その山の頂上からは
毎朝崖まで歩いて行って
細々としたガラクタをそこから投げて捨ててるの
車の部品,空いたビン,食器なんていうものを

[Pre-Chorus 1]
もうそれが習慣で
そうやって一日が始まるの

[Chorus]
一通りこれを全部済ませてる
あの人が寝てる間に
そうすればちょっと気分が良くなって
あの人とここで安心できるから
一通りこれを全部済ませてる
あの人が寝てる間に
そうすればちょっと気分が良くなって
あの人とここで安心できるから

[Verse 2]
まだ朝も早いから
起きてる人はひとりもいない
いつもの崖に戻って行って
まだ色々放り投げてる
捨てたものがそうやって
落ちてく音を聞きながら
壊れる姿を目で追うの
思うんだ,どんな音がするんだろ?自分の体が落ちてって
あそこで岩にぶつかるとって

[Pre-Chorus 2]
岩の上で止まった時に
この目は閉じているのかな?それとも開いているのかな?って

[Chorus]
一通りこれを全部済ませてる
あの人が寝てる間に
そうすればちょっと気分が良くなって
あの人とここで安心できるから
一通りこれを全部済ませてる
あの人が寝てる間に
そうすればちょっと気分が良くなって
あの人とここで安心できるから
一通りこれを全部済ませてる
あの人が寝てる間に
そうすればちょっと気分が良くなって
あの人とここで安心できるから

[Post-Chorus]
あの人とここで安心できるから

(余談)

最初は単に主人公が「断捨離」する曲かと思ったのですが,自分が身を投げたらどんな音がするのかと言い出すあたりでただならぬ雰囲気が漂ってきました。

ついStephen KingのMiseryを思い出してしまったのは失策だったかもしれません・・・。

2 件のコメント:

  1. はじめまして。「この曲の解釈、これでいいよな?」って確認するときには、いつも貴サイトを訪問してます。

    私としては、この曲では「受け止められない現実や過去のトラウマが、また現在の自分を発作的に苛まないように、そして再び心の安寧を得るために少しづつ心の整理をして、過去のつらい出来事も受け入れていく様」を歌っているものだと思ってました。

    というのも、曲の前半が、「ルーティーン」を自分に定めて、思い出したくない何かを思い出さないように努めている様子ですし、とりわけ、後半は「心を病んで希死念慮が高まった人」が想像してそうなことの典型にしか見えなかったので。

    そういうわけで、「過去のトラウマと向き合って少しづつ寛解していく/寛解に向かって頑張る様子」を歌ってるのかな〜?と思っていました。

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    1. コメント並びに過分なお言葉ありがとうございます。拙訳がお役に立てているとすればなによりです。「過去のトラウマと向き合って少しづつ寛解していく/寛解に向かって頑張る様子」というお話をうかがい,なるほどと深く納得すると同時に,それによってこの曲に対する理解が著しく深まったような気がいたしました。ありがとうございました。ただお返事を差し上げる都合上,何かお名前をお聞かせくださると助かります。どうかよろしくお願いいたします。

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