2022年11月9日水曜日

Die For You ジョージ (Joji)

「トーチソング」という言葉をご存じでしょうか?主人公が自分の報われない気持ちや辛さを語るラヴ・ソングですが,Sam Smithはそれがイヤになって別のことをしようとしたのだとか。
Have you ever heard of a word 'torch song'?  It's a love song in which the narrator is talking about their unrequited love or other form of unhappiness.  I heard Sam Smith got tired of them and tried something new.
Die For You  (Joji)


[Verse 1]
Swear I couldn't sleep a wink last night
No point in turning off the lights
Not the same without your head on my shoulders
Growing pains, but I don't wanna get older
Almost like we left it all on read
Couple feelings never laid to rest
Didn't know that the party was over
And it's true that I need you here closer

[Pre-Chorus]
Burning photos
Had to learn to let go
I used to be
Somebody in another skin (Another skin)

[Chorus]
I heard that you're happy without me
And I hope it's true (I hope, I hope it's true)
It kills me a little, that's okay
'Cause I'd die for you
You know I'd still die for you

[Verse 2]
I hopе you're getting evеrything you needed
Found the puzzle piece and feel completed
Just wanted you to know every reason
Hope you really know that I mean that
I couldn't see the forest from the trees
Only time we speak is in my dreams

[Pre-Chorus]
Burning photos
Had to learn to let go
I used to be
Somebody in another skin (Another skin)

[Chorus]
I heard that you're happy without me
And I hope it's true (I hope, I hope it's true)
It kills me a little, that's okay
'Cause I'd die for you
You know I'd still die for you

[Verse 1]
ウソじゃない,昨夜(ゆうべ)はちっとも眠れなかった
灯りを消してもダメだった
お前の頭が肩のところにないとなんだか変だから
こういうの「大人になる」*っていうのかな?けど年なんか取りたくないし
あの頃の思い出がみんな「既読」で終わったみたい,いつまで経っても「返事」がなくて
気持ちの整理もつかなくて,折り合いつかないとこもある
「終わった」なんて気づかなかった
そうだよここにいてくれよ

[Pre-Chorus]
写真は燃やして
とにもかくにも吹っ切らなきゃダメだった
あの頃は
今とは違うヤツだったから(違うヤツだったから)

[Chorus]
俺なんかいなくても元気にやってるんだって?
もしそうなら良かったよ(もしそうなら嬉しいよ)
まあ多少は悔しいけどな,でもそんなの別にいいんだ
だってお前が大切だから
今だって命も惜しくないくらい

[Verse 2]
お前の望みが叶うといいな
見つからなかったピースみつけて,パズルを完成させてくれ
なにもかも言っときたかっただけなんだ
そのことだけはわかってくれよ
あの頃はお前のことでいっぱいで,周りのことが見えてなかった「木を見て森を見ず」ってヤツだ
今はもう夢の中で話するだけ

[Pre-Chorus]
写真は燃やして
とにもかくにも吹っ切らなきゃダメだった
あの頃は
今とは違うヤツだったから(違うヤツだったから)

[Chorus]
俺なんかいなくても元気にやってるんだって?
もしそうなら良かったよ(もしそうなら嬉しいよ)
まあ多少は悔しいけどな,でもそんなの別にいいんだ
だってお前が大切だから
今だって命も惜しくないくらい

(補足)
* growing pain ・・・ 成長痛,成長期の(産みの)苦しみ

(余談)

そういった意味でこの曲も「トーチソング」のカテゴリに入るように思われます。

それはともかくこういう曲を聞くと必ず思い出すのがこの曲で,主人公が「 お前を守ってやるためなら,手榴弾だって怖くない,身代わりになって刃を受け止めてやる,電車の前にだって飛び出して行ける,何だってやれる,どんな痛みにだって耐えてみせる,銃弾が頭を貫通したって構わない,命だって惜しくない」と歌う姿はまさに堂々の「トーチソング」三冠王(意味不明)。

悲しく切なく美しい曲・・・なのですが,ミュージック・ヴィデオで,ピアノを延々引いて坂を上って行く場面(おそらくジーザスが十字架を背負ってゴルゴダの丘に連れて行かれる場面を描いている)が,バチ当たりな私にはどう見ても粗大ごみを捨てて/拾っているようにしか見えず,ミダス王の意図とは裏腹に大爆笑してしまいます。

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