わからない音が聞こえてきた場合,人間の脳はそれを馴染みのあるものに変換して理解しようとします。
When we hear something we don't know, our brains try to make sense of it by translating it into something we already know and we're familiar with.
Yesterday I Heard The Rain (Tony Bennett)
Yesterday I heard the rain
Whispering your name
Asking where you’d gone
It fell softly from the clouds
On the silent crowds
As I wandered on
Out of doorways black umbrellas
Came to pursue me
Faceless people as they passed
Were looking through me
No one knew me
Yesterday I shut my eyes
Face up to the skies
Drinking in the rain
But your image still was there
Floating in the air
Brighter than a flame
Yesterday I saw a city
Full of shadows without pity
And I heard the steady rain
Whispering your name
Whispering your name
昨日降ってた雨の音から
ささやくように密やかにお前の名前が聞こえて来たよ
一体どこに行ったのかってそんな風に聞いてたよ
雨がそっと雲から落ちて
静かな人混み濡らしていって
そこを俺はあてどなく彷徨いながら歩いてく
入り口を出たとこで
こうもり傘の団体が俺の方へやってきた
特徴のない顔をしたヤツがそばを通り過ぎながら
俺の方を向いたけど心は別のところにあって
俺を知ってるヤツなんてただのひとりもいなかった
昨日はしっかり目を閉じて
空に向かって顔上げて
雨の中濡れながら飲んでみた
だけどお前の面影は全然消えていかなくて
その辺りを漂って
炎よりもずっと明るく輝いていたんだよ
昨日は都会に行ってみたけど
次々と思い出が容赦なく現れて
絶え間なく雨が降るなか
ささやくように密やかに
お前の名前が聞こえてた
(余談)
この歌詞から察するに相手はもうすでに手の届かないところにいるようです。
それはともかく,いわゆる「空耳」というのがまさにリードで述べたそれですが,この問題は一旦そう聞こえてしまうと事実が判明した後もそう聞こえ続けてしまうところにあるような気がします。
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